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中東の風刺漫画を通してイラク戦争を見つめる「漫画が語るイラク戦争展」が5日、山口市後河原町のクリエイティブ・スペース赤れんがで始まった。イラク戦争の引き金となった2001年9月11日の米中枢同時テロから5年。イスラムの視点からイラク戦争と国際社会を見直す企画だ。入場無料。7日まで。
市民団体「山口市9条の会」の事務局を務める谷本育紀さん(65)=山口市宮野下=が、新しい視点でイラク戦争を検証することで、米国などの要請で自衛隊を派遣した日本の憲法9条についても考えてもらえれば、と開いた。
中東のマスコミに掲載される風刺漫画を「漫画は剣よりも楽し」として、ホームページ「ブナ林便り」で紹介する歴史家の吉田悟郎さん(東京在住)の協力で、エジプトやシリア、ヨルダン、レバノンなどのマスコミに登場した約100点を選んだ。
「9・11とは」「石油・テロ・デモクラシー」「テロリスト・アルカイダ」「イラン核問題」「サダムは今…」など15のテーマ別に、日本語訳や解説付きの漫画をパネル展示。大量の爆弾を投下する米軍機を「デモクラシーばらまいている」として西洋的価値観の押しつけを痛烈に皮肉り、「イラクの占領地から石油をがぶ飲みする米国」では、戦争の背後にちらつく利権をやゆしている。
谷本さんは「漫画が語りかけるアラブの声から、戦争には多様な見方があることを感じてほしい」と呼び掛けている。赤れんが=083(928)6666。
=2006/09/06付 西日本新聞朝刊=
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000023-nnp-l35