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偵察機墜落で14人死亡、アフガンで英軍部隊最悪の日に [AFP=時事]
http://www.asyura2.com/0601/war84/msg/256.html
投稿者 white 日時 2006 年 9 月 03 日 11:31:06
上記の投稿の後半部分にこう書かれている。
死者の増加に伴い、英国ではこうした人命損失にいつまで耐えればいいのかと部隊派遣を疑問視する声も一部で上がっている。さらに、イラクへの部隊派遣と相まって、英軍部隊は無理をしすぎているし、装備も悪いとの非難がこのところ高まっている。ロンドンのイブニング・スタンダード紙のロバート・フォックス特派員はBBCテレビで、「こうした損失を続けるのは英国にとって極めて難しい」と指摘している。
このことを裏書きするかのように、イギリスのタイムズ紙電子版(9月5日付)は「(イギリスの)アフガン作戦はこのような死傷率(の高さ)に耐えられるのだろうか」として、イギリスがアフガンでの作戦行動を続けていく上での困難さを報じている。
いままでもこうした空気はくすぶっていたが、いっそう強めたのが9月2日にカンダハル近くで英軍機が墜落し、14人が死亡した事実である。
これまで当局は、イラクと違ってアフガニスタンでは事態はうまくいっていると説明してきた。ところがそうではないと言うことになれば、アフガンの任務に対する支持も変化していくだろう。
2001年11月にアフガンで軍事作戦が開始して以来の英軍の死者は37人であるが、これまで軍事行動で死亡した者は16人にしか過ぎず、残り21名は戦闘以外の事故や病気、あるいは他の傷害だとして、国防省は国民の心配を和らげてきた。
代わって、タリバンの死者については、定期的に数え上げ、国防省(MoD)は NATO ともども、「ボディ・カウント」ゲームに浅はかにも熱中しているのだ。
先週末にもタリバン掃討作戦で200人を殺害したと発表したが、戦闘員か一般人かの区別
もつかず、タリバンの死者数を確定することなどそもそも不可能なのだ。こうした点はベトナム戦争時とそっくりだ。
タリバンにはパキスタン国境をこえて流入してくる者が後を絶たず、アフガニスタン南部での戦いたいと思っている人口(つまりタリバン勢力)はイギリスが思っているよりはるかに多いのだ。
さらにイギリス軍の力や装備についても限界なのではないかという声も出て、議論が沸騰してきている。
これまではイラクに国民の目が集まっていたが、ここに来てそうも行かなくなってきた。タリバンの本拠地南部でアヘンの収穫が急増し、それへの対策もイギリスの主要な任務になっている。何年もかかることだろう。
イラクから軍隊を撤退するよりも、アフガニスタンから撤退する方が困難な状況となっている。
果たしてイギリスはアフガンでのこの死傷率に耐えられるのだろうか。
⇒
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2-2342831,00.html
Can the Afghan campaign stand this casualty rate?
(TIMES ON LINE)