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http://0000000000.net/p-navi/info/news/200609040400.htm から転載。
2006.09.04
「ガザでのジェノサイド」by イラン・パペ
「ジェノサイドがガザで行われている。9月2日の今朝、新たに3人の市民がガザで殺され、ベイト・ハヌーンでは一家全員が負傷させられた。これは午前中だけの分なので、一日の終わりにはもっと多くの人が虐殺されるだろう。イスラエルによるガザ回廊への攻撃で毎日平均して8人のパレスチナ人が死んでいる。その多くは子どもたちで、何百人が負傷させられ、体を麻痺させられ、また、後遺症が残る状態にされている」
( Genocide in Gaza ― http://electronicintifada.net/v2/article5656.shtml ― 冒頭より)
こう書いたのは、イスラエルのハイファ大教授、イラン・パペ氏。ガザで行われている状況に強い危機感を持っていることが現れている。
この2日のガザの様子をIMEMC Newsで追うと、この2日にもイスラエル軍はガザに侵攻して、攻撃を行っている。
この日にイスラエル軍特殊部隊の侵攻を受けたのは、ガザ北部のベイト・ハヌーンで、住民が集まっているところに軍は発砲し、54歳のオデーさんとその息子を撃ち殺した。
イスラエル軍はブルドーザーでハマス系武装組織メンバーの家を取り壊し、これに抵抗しようとしたレジスタンスのメンバーと銃撃戦になった。多くの家がそのために損傷を受けた。
さらにイスラエル軍はこの地域の住宅にミサイルを投下。これにより一家全員が負傷している。ミサイルの犠牲になったのは、アルカファルナ一家の夫婦とその子どもたち4人で、5歳、4歳、4歳、2歳だった。一家の家は爆撃のために燃えてしまったという。
このガザ北部での展開とは別に、中部のアル・カラーラ地区でも2人がイスラエル軍に撃ち殺されている。(2人というのは、イスラエル軍の主張で、遺体は1人しかみつかっていない)。
( Three Palestinians, including a father and his son, killed in the Gaza Strip ― http://www.imemc.org/content/view/21209/1/ ― より)
*
特殊部隊の侵攻、ブルドーザーでの家屋破壊、戦闘機による空爆、銃撃……少しずつだが、全部がセットで揃っているような感がある。いっぺんに何十人も殺すことはまれだが、毎日のようにこういうことが繰り返されているのがガザだ。
イラン・パペ氏はイスラエル人として勇気をもって、この状況を「ジェノサイド」と表している。