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シバレイのたたかう!ジャーナリスト宣言。
ちょいカゲキなフリージャーナリスト 志葉 玲 が斬る、社会問題・国際情勢
レバノン南部で見たクラスター爆弾
<レバノン情勢>南部地域、大量の不発弾で犠牲者続出 - レバノン
【ヤリン/レバノン 30日 AFP】1か月にわたってイスラエル軍の攻撃に晒されたレバノン南部には、数千ともいわれる大量の不発弾が残されている。住民への大規模な周知活動が展開されているが、犠牲者が連日報告されている。写真は29日、レバノン南部のヤリン(Yarine)村で、注意を促す紅白のテープで囲まれた不発弾のすぐそばでサッカーをする少年たち。(c)AFP/THOMAS COEX
画像はレバノン南部ティブニーンで見たクラスター爆弾の子爆弾だ。通りのあちこちにこれと同じものが散乱していた。
クラスター爆弾とは、親爆弾から数十発〜数百発の子爆弾が空中で飛び散り、地上を無差別に攻撃していくという爆弾だ。しかも、飛び散った子爆弾のうち、1割程度は爆発せず「不発弾」として地上に残る。これらの「不発弾」は、うかつに触れようものなら爆発するので、実際は空中から地雷を散布するのに近い。そして、多くの場合、子爆弾に触れて死傷するのは、好奇心旺盛な子ども達なのである。レバノン南部でも各地でクラスター爆弾の被害が相次いでいるようだ。
私がティブニーンで撮影していた時も、バスから乗り降りしている客たちのすぐ傍に子爆弾が落ちていた。すぐ近くの病院の入り口にも転がっている。人通りの多いところだったので、いつ誰が誤って子爆弾に触れないか、撮影していてヒヤヒヤした。というのも、一応子爆弾の周りにはテープが張られていたのだが、傾斜のある道なので転がったのか、子爆弾の位置がずれていたりもしていたのである。
クラスター爆弾は「非人道的兵器」として、その使用が批難される兵器である。しかも、病院の近くに投下するなど、正に言語道断だ。
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登録日:2006年 08月 30日 18:32:14
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