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テポドン2、打ち上げ直後に「分解」 日米が分析
2006年09月01日08時09分
北朝鮮が7月5日に発射した長距離弾道ミサイルのテポドン2は打ち上げ直後に分解・飛散し、1段目は発射基地から2キロの地点に落下していたことが日米両政府の分析でわかった。2段目の落下地点も防衛庁は当初400キロ先の日本海上と分析していたが、実際は北朝鮮の東海岸付近に落ちていたとみられ、防衛庁は打ち上げは完全な失敗だったと断定した。ノドン、スカッドの中・短距離弾道ミサイル計6発は、北朝鮮が日本海上に設けた一辺約150キロの三角形の航行制限水域内に落下した。
複数の日本政府関係者によると、テポドン2は北朝鮮北部の舞水端里(ムスタンリ)にあるミサイル基地からハワイ沖に向け発射。直後に1段目と2段目が分離し、1段目は後方に反り返りながら落下した。
日米の情報衛星は、基地から約2キロの地点に縦100メートル、横50メートル程度の焼けこげた穴を確認。基地周辺は部品が散乱しており、発射直後から分解し始めたとみられる。
防衛庁は当初、情報衛星から得た発射台の角度や、米国早期警戒衛星が約40秒間赤外線を探知したことなどから落下地点を約400キロ先と分析した。だが、米国は弾道ミサイル発射監視機「コブラボール」などが集めた情報で軌道を再計算し、「発射直後に分解・飛散した」と日本側に伝えた。防衛庁幹部は「発射は完全な失敗だったと断定できる」としている。
一方、南部の旗対嶺(キテリョン)の基地から発射された中・短距離のノドン、スカッド計6発について防衛庁は、イージス艦などがとらえた軌跡から、当初の発表より狭い範囲内に落下したことを確認した。
日本政府はテポドン2再発射の可能性は当分ないとみるが、中・短距離ミサイルは「かなりの精度で、技術的に一定の水準に達している」(関係者)と分析している。
http://www.asahi.com/international/update/0901/001.html