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米が臨界前核実験 23回目、半年ぶり(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006083101000340.html
【ワシントン30日共同】米エネルギー省は30日、通算23回目となる核爆発を伴わない臨界前核実験を、米東部時間の同日午後2時(日本時間31日午前3時)にネバダ州の地下実験場で行い成功したと発表した。前回の2月の実験から半年ぶり。
核爆発をさせないため包括的核実験禁止条約(CTBT)には抵触しないとしているが、北朝鮮の核実験やイランの核問題が懸念されている時期に実施したことで、反核団体などの反発は必至だ。
「ユニコーン(一角獣)」と名付けられた今回の実験は従来の横坑とは異なり、初めて立て坑で行われた。同省ネバダ事務所は「実施した実験場の区画の問題で、特段の理由はない」としている。
9月1日付「しんぶん赤旗」は米ホワイトハウス前で核兵器廃絶を求めて、24時間監視行動を続ける「プロポジション・ワン」のエレン・トーマス氏の声を次のように紹介している。
「米国は世界で最大の偽善者だ。他国には戦争で脅かしてまで核兵器を保有させない一方、自国は核兵器を所有するだけでなく、開発を続けている。イランや北朝鮮の核開発をめぐって不安定な国際情勢の下での実験に懸念を覚える。米国内でも声を上げることが必要だ。」
なお同紙は、今回の未臨界核実験は当初2004年に計画されていたもので、今回初めてたて穴を使用。そのため実験施設は新たに建設された。ネバダ現地事務所が発行するニューズレター「サイトラインズ」によると、2007年にも実験が予定されている、と報じている。
【関連記事】
米、きょう未臨界核実験 2006年8月30日(水)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-08-30/2006083004_02_0.html
米国は核実験やめよ/東京 平和団体・労組など抗議 2006年8月31日(木)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-08-31/2006083104_02_0.html
英文記事
US carries out subcritical nuclear test(ABC NEWS)
http://www.abc.net.au/news/newsitems/200608/s1728616.htm
US carries out sub-critical nuclear test(ZEE NEWS)
http://www.zeenews.com/znnew/articles.asp?aid=319213&sid=WOR
U.S. conducts non-nuclear experiment at Nevada Test Site(Las Vegas Sun)
http://www.lasvegassun.com/sunbin/stories/nevada/2006/aug/31/083110552.html
など。