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http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060831AT1G3101S31082006.html
共同通信に賠償命令、バングラデシュ国籍男性巡る報道・東京地裁
国際テロ組織アルカイダと関連があるかのような記事を配信され名誉を傷つけられたとして、埼玉県に住むバングラデシュ国籍の男性（35）と男性が経営する会社が共同通信社に計1100万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁（阿部潤裁判長）は31日、計165万円の支払いを命じた。
2004年5月から6月にかけて共同通信が配信した3本の記事について、阿部裁判長は「必要な裏付け取材を行わず、真実と信じた相当の理由があったとはいえない」とし、名誉棄損に当たると判断した。謝罪広告掲載の請求はその後の配信記事によって「事実上訂正報道したと評価できる」として退けた。
伊藤修一・共同通信社編集局次長の話 原告がアルカイダと無関係だったことは刑事処分が決まって以降、丁寧に報道してきたが、主張が認められず残念。判決をよく検討した上で今後の対応を決めたい。 (15:00)
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