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2006年8月22日(火)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-08-22/2006082207_02_0.html
【ワシントン=鎌塚由美】米軍の兵士勧誘官が、入隊に興味を示す十代女性をレイプするなどの犯罪が昨年一年間で百件以上に達していることが二十日、明らかになりました。
米メディアがいっせいに伝えたところによると、女性たちは、勧誘官事務所でレイプされたり、入隊試験に向かう途中で痴漢行為にあったりしていたといいます。米通信社の半年間の調査によって明らかになったものです。国防総省の記録によると、「性的職権乱用」や「不適切な行為」で昨年処分された数は少なくとも陸軍で三十五人、海兵隊で十八人、海軍で十八人、空軍で十二人。
また、米議会付属機関の政府監査院(GAO)が十四日に発表した報告によると、兵士勧誘官の「不正行為」は急増しています。
報告は、数値目標達成を迫られる勧誘官は、違法行為を含む強引な勧誘活動を行っていると指摘しました。「不正行為」は、二〇〇四年の四百件から、〇五年には六百三十件近くに増え、さらに犯罪行為は、三十件から七十件へと倍以上に。犯罪行為には、性的嫌がらせや治療歴などを偽る文書偽造が含まれています。
GAOは、これらの行為は実際にはもっと多いとし、国防総省がこれらの行為を「監視する体制を確立していない」ことを指摘し、報告されていない事件が多くあると述べています。国防総省が「勧誘官の不品行のすべてを国民に知らしめる正直な立場」をとっていないと指摘しました。