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□「巡礼者への銃撃」報道の裏で・・・ [イラク情勢ニュース]
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/107608873.html
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/08/21 (月)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 2006年8月20日付から
◆「巡礼者への銃撃」報道の裏で・・・
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□イラク・レジスタンス・レポート 2006年8月20日
■Iraqi Resistance Report for events of Sunday, 20 August 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0806/iraqiresistancereport_200806.htm
米占領当局の統制下にある西側メディアは、8月20日、シーア派の巡礼がムーサ
・アル・カジム師(799年に死亡)の墓に集まっているときスンニ派がシーア派巡
礼を銃撃した−−という傀儡(かいらい)政権の公式発表を大々的に報道した。他方
で、バグダッドに住むスンニ派住民は政府による三日連続の封じ込めと外出禁止令の
もとで苦難を強いられ、一部はこの暑い夏に水の供給さえも受けられずにいる。
シーア派への攻撃は、実際、イラクを宗教と民族で分裂させ、紛争を起こさせよう
とするシーア派至上主義者によって荒れ狂っている事態の1つの側面であり、ワシン
トン、ロンドン、そしてテルアビブにいる帝国の政治家たちに支持されてイラク分割
計画が続いている。
イスラム・メモは20日午後7時35分の速報で、バグダッド各地にいる通信員か
ら提出された不完全なレポートを読者に提供したが、シーア派巡礼への銃撃事件の裏
では、シーア派民兵が多くのスンニ派住宅地とモスク、個人に対して攻撃する大作戦
が展開されており、数十人のスンニ派住民が殺され歴史的な建造物が破壊されたこと
を伝えてきた。
現地時間20日午前5時45分、親米シーア派至上主義のバドル旅団民兵がブラサ
・モスク導師ジャラル・アッ・サギルの命令を受けて、スンニ派のアル・マサリ・モ
スク、アル・ハツン・モスク、アル・アクリ・モスクを攻撃した。襲撃者たちは多く
の地元住民を殺害し、モスクを焼き払った。
20日午前8時には、シーア派の宗派主義民兵がスンニ派の住宅地アザミヤ地区へ
の水道施設を破壊し、同地区に住む何千人ものスンニ派住民への水の供給を止めた。
20日夕刻、同地区はまだ水の供給が遮断されたままである。
20日午前10時には、機関銃で武装したシーア派の宗派主義民兵がシャブ地区に
あるスンニ派のアン・ヌアイミ・モスクを襲撃した。地元住民が襲撃者に反撃したが、
モスクは修理が終わるまでは数日間、礼拝ができないほどの甚大な損害をこうむった。
20日午前11時、シーア派の宗派主義民兵がルサファ地区にあるスンニ派のアッ
・ラーマン・アッ・ラヒム・モスクを襲撃した。地元住民は襲撃者に反撃し、襲撃者
が現場から逃げるさいに彼らの車1台を焼き、5人を殺した。
20日午後12時30分、各種兵器で武装したシーア派の宗派主義民兵がバブ・ア
ッ・シャム地区にあるアッ・ラシーディ・モスクを襲撃した。シーア派民兵はモスク
の導師と家族を誘拐し、礼拝場に火を放った。
20日午後2時、シーア派の宗派主義民兵がパレスチナ通りにあるスンニ派のアル
・ジャナビ・モスクを襲撃し、礼拝場の備品をすべてカーペットにいたるまで盗み、
建物に放火した。襲撃者はモスクの扉に、「ムーサ・アル・カジム師のモスク」とは
っきり読める文字を書き残した。
20日午後3時、シーア派の宗派主義民兵がルサファ地区にあるアル・アシャラ・
アル・ムバッシリンのモスクを襲撃し、イラク傀儡政府軍の目の前でモスク管理人を
誘拐し、備え付けの備品を盗んだ。
20日午後4時、虐殺されたスンニ派住民4人の痛いがシャブ地区に捨てられてい
るのが発見された。4人のうち3人は大きなハンマーで殴り殺されていた。4人のな
かで最年長の者は25歳で、17日に結婚したばかりだった。
20日午後6時、暴れまわったシーア派民兵は8世紀に建てられたムーサ・アル・
カジム師の墓から戻ってきて、ワジリヤ地区でスンニ派住民の3家族を虐殺した。
シーア派の宗派主義民兵はタリア劇場の裏手にあるワジリヤ地区で3件の隣接する
民家を襲った−−目撃者の話をイスラム・メモ通信員がレポートした。その目撃者は、
宗派主義者が地元住民を殺害したが、たまたま現場に米兵が姿を現すと、犯罪者集団
は逃げだしたと証言した。
ならず者である宗派主義民兵は、イラク内務省の治安部隊が見ている目の前で建物
に大きな損害を与えた。地元住民が殺人者に対して武器をとって銃撃戦となり、路上
や自宅の屋根からシーア派民兵を射撃した。
シーア派宗派主義者は、巡礼者がスンニ派居住地を通ってカジミヤ地区にむかうと
き、また別の挑発行為におよんだ。彼らの行列がアザミヤ地区を通り抜けるさい、宗
派至上主義者たちはスンニ派の導師アブ・ハニファ・アン・ヌーマン師の墓に石やク
ツを投げつけたのだ。皮肉なことに、この導師はシーア派の導師ジャファル・アル・
サディク師(ムーサ・アル・カジム師の父)の友人であった。
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オリジナル(英字):
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース(URUK NEWS)のコンテンツです
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メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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