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『スパイ・ベラスコが見た広島原爆の正体
嵌められた日本と世界を支配する見えざる帝国』
高橋五郎著 学研 2006年7月18日発行より
著者の あとがき より
3年前に鬼籍に入った親父ベラスコの、生前の口癖を思い出した。曰く、
「国家とは、抽象概念が作り出した記号のひとつにすぎない。つかみ所のない形而上のその国家を、戦争の真犯人呼ばわりしてどうする。世間にはもっと、利口な生き物たちがいる。彼らは国家と呼ばれる架空世界を隠れ蓑に、その架空国家と国民の頭の中にある微妙な隙間を巧みに利用し、戦争を勃発させる。私益を国益だと人々に思い込ませることに長けたその生き物たちこそが戦争の真犯人なのだ」