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□2件目のフセイン裁判が21日に開始 1988年のクルド人虐殺事件 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2344112/detail
2件目のフセイン裁判が21日に開始 1988年のクルド人虐殺事件
【アルジャジーラ特約20日】イラク高等法廷のラエド・ジュヒ主任捜査判事は19日、サダム・フセイン元大統領が1980年代にクルド人を虐殺したとされる「アンファル作戦」の初公判を21日に開くと明らかにした。
フセイン元大統領が同法廷で裁かれるのは、同様の「ドゥジャイル事件」に次いで2件目。イラク高等法廷は10月19日に開く公判で「ドゥジャイル事件」の判決を言い渡す見通し。
治安悪化が深刻化している首都バグダッドには現在、外出禁止令が出され、今回の裁判も厳戒態勢下で開かれる。
弁護団の1人、バディ・アリフ弁護士はこの日、アルジャジーラの取材に対し、弁護団側は同法廷のある「グリーンゾーン」を自由に行き来できる”特別許可証”をまだ発行されていない、と不満を述べた。
同事件裁判の被告の1人、ファルハ・ムトラク・ジャブリ元軍情報局長(イラク北部担当)の弁護を担当アリフ弁護士によると、裁判所関係者たちには”特別許可証”が既に発行されているという。
「アンファル作戦」ではフセイン元大統領、そのいとこのアリ・ハッサン・マジド元イラク北部州知事、ジャブリ元情報部長ら計7人が虐殺罪、人権侵害罪、戦争犯罪で起訴されている。
「アンファル作戦」は1988年にイラク北部のクルド人地区で展開され、その際イラク軍は化学兵器を使用、クルド人住民を虐殺したとされる。
今回の同作戦裁判では、クルド人虐殺を示すより具体的かつ明確な証拠が提出されるとみられ、フセイン元大統領ら7被告にとっては、「ドゥジャイル事件」裁判を上回る厳しい内容になるとみられる。
アリフ弁護士によると、ジャブリ被告はジャラル・タラバニ現イラク大統領が”無実”を証明できるとして、タラバニ大統領を証人として喚問するよう既に求めている。今回の裁判は5人の判事が担当して進められる。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年08月20日12時09分