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イラン軍の演習は、陸、海、空の3軍が参加して、19日、アフガニスタンやパキスタンと国境を接するシスタン・バルチスタン州などで始まりました。
演習では、パラシュートを使った兵士の降下やヘリコプターによる空からの攻撃など、実戦を想定した訓練が行われました。
イラン軍は、有事の際の即応態勢を確認するとともに、新型兵器を試すことが演習の目的だと説明しています。
軍事演習は、今後、数週間をかけて国内30州のうち16州で行われる予定で、ここ数年では最大規模になります。
イランに対しては、国連安全保障理事会が核兵器の開発にもつながるウラン濃縮活動の停止を強く迫っているほか、アメリカやイスラエルは、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを軍事面で支援をしていると強く非難しています。
イラン政府としては大規模な演習を通じて、その軍事力を誇示することで、アメリカなどからの圧力には屈しないという姿勢を国の内外に向けて示す狙いがあるとみられます。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/08/20/d20060820000020.html