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『テロ温床』打ち消し躍起
英テロ計画 主犯格逮捕の地
【バンコク=大場司】「テロリストの温床」との批判が絶えないパキスタン。英国で発覚した旅客機同時テロ計画で、パキスタンにある慈善団体が容疑者側に資金を提供していた疑惑も浮上している。パキスタン政府は疑惑を否定し、テロ計画の背後には国際テロ組織アルカイダがあり、根拠地は隣国アフガニスタンだと反論。不名誉な批判を一掃したい思惑があるようだ。
パキスタン政府は同国内で、旅客機テロ計画の中心人物とみられる英国籍のラシド・ラウフ容疑者を逮捕し、アルカイダの「工作員」と断定した。
英米メディアは、昨年十月のパキスタン地震の被災者を支援するイスラム慈善団体が、容疑者側への資金提供の「隠れみの」に使われた疑惑を報道。慈善団体とイスラム過激派組織との関係も指摘している。
しかし、パキスタン外務省報道官は慈善団体とテロ計画との関係を否定する一方で、シェルパオ内相は「テロ計画はアフガンのアルカイダと関連がある」と強調している。
米国やインドからテロ対策の手ぬるさを何度も批判されているパキスタンとしては、旅客機同時テロ計画の阻止に貢献したと主張しながら、逆に同国とアルカイダとの関係は否定したい意図があるとみられる。
これに対し、アフガン外務省は十三日、テロ計画とアフガンとの関係を否定する声明を発表し、「アルカイダがアフガンの国外に安息地を得ていることは明らかだ」と述べて、アルカイダの拠点はパキスタンにあることを示唆した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20060818/mng_____kok_____002.shtml