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レバノンでの敗北で、イスラエルはロシアの対戦車砲に難癖をつける
ヒズボラはすでに、イスラエル国防軍の装甲機動7個師団のうち少なくとも1個師団を壊滅させた。この損失は、イスラエル参謀本部のblitzkrieg(迅速攻撃?)戦略を危機に陥らせ、歩兵部隊の進撃を中止することを決定させた。レバノンの抵抗勢力は、ロシア製の最新式対戦車バズーカ砲を使用し、イスラエルの戦車メルカヴァのみならず、米国製戦車にまで穴を開けた。
イスラエルの安全保障大臣アヴィ・ディヒターと国防大臣アミル・ペレツの言明は、ヒズボラがモダンなロシア製対戦車砲、とりわけ二重装填式PRG-29をレバノン南部で使ったと非難している。以下はRIA Novostiに匿名で語ったロシアの軍事専門家の反論。
ヒズボラがPRG-29を持っているからといって、そこに何の意味があるのか。この武器はロシアとシリア間の軍事技術協力の枠内で引き渡しが実現したものである。それに、イスラエルがロシア側に伝えた砲弾の断片からは原型が分からない。そこにロシア文字があるというだけでは十分ではない。PRG-29Vampireは1989年にソ連軍に導入され、その後は新興国などに散らばり、各国で同様のものが製造されている。ヒズボラやハマスなどが、PRG-29をどこから、誰から供給されても、密売網を通したとしても問題ではない。製造元の証拠がどうのこうの、ロシアが間接的に支援しているなどの議論は空しく、政治的である。
イスラエルの誇るメルカヴァは無敵といわれるが、乗組員の視野は制限されていて、左右や背後は見えない。だから木陰に隠れていた携帯ロケット砲によってたやすく犠牲になってしまう。
イスラエルの大臣がロシア製兵器をタダで宣伝してくれるのは有難いが、この際、ロシア製であるとかないとかは重要なことではない。
第一、イスラエルの戦車が破壊されたのはイスラエル領内ではなく、レバノン領内である----
(以下略)
http://www.voltairenet.org/article142995.html