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http://www.geocities.jp/beirutreport/hizbullah.html から転載。
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戦争の傷跡(レバノン、8月16日)
16日、空爆で甚大な被害を受けたシヤーハ地区とハーラト・フレイク、シッロム地区などを訪れた。写真はその時に撮ったもの。
最初に訪れたのは、7日の空爆で50名以上が犠牲になったシヤーハ地区のアパート。瓦礫の除去作業が進んでいたが、近くに居た人から
「あの下には妊婦を含め4名がまだ埋まっている」と耳打ちされ、背筋が寒くなった。
ヒズボッラーの支持者が少ないシヤーハは、今度の戦争でほとんど空爆被害を受けなかった。なぜこの一角だけがやられたのか、と近くの商店主に問うと「こっちが聞きたいよ。俺にもなぜこのビルがやられたのかわからない。逃げ込んでいた避難者を殺したかったのか、それともイスラエルへの内通者が誤った情報を与えたか、どちらかだろう」という答えが返ってきた。
上の4枚はいずれもヒズボッラーの心臓部ハーラト・フレイクの中心部。ほとんど怪獣映画の中でしか見たこともないようなシュールなシーンが続き、ただただ圧倒されるばかり。鼻をつく異臭は瓦礫の下の犠牲者たちの遺体から出ているのだろうか。
数キロ離れたシッロム地区はほとんど戦火にあわず、日常的な生活が生活が営まれていた。こんな車が入ってこなければ、戦争がもたらす非日常的な感覚を忘れてしまっただろう。
(8月15日以前は省略)