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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/news_j.html から転載。
2006-08-16
■ アサド大統領、「3・14勢力の崩壊」を予測 「抵抗と平和は一つ」
2006年08月16日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
シリアのバッシャール・アル=アサド大統領はダマスカスで開催された第4回ジャーナリスト連合大会の開会式において演説を行い、レバノンの3・14勢力[※訳注:2005年2月のハリーリー元首相暗殺以降シリアのレバノン撤退を要求し内政干渉に反対してきた勢力。現在の国会および内閣において多数派を占める]が「レバノン国内の争乱」を画策したと激しく非難し、その目論見は失敗して「3・14勢力は遠からず崩壊するであろう」と述べた。また、「3・14勢力はヒズブッラーの武装解除を要求することによって、レバノンに新たな『5月17日合意』[※訳注:1983年5月17日にイスラエル軍のレバノン占領下で結ばれたレバノン政府とイスラエルの協定]を締結させようと画策している」と非難した。
またアサド大統領はイスラエルとの戦争における「ヒズブッラーの勝利」を称賛し、「この軍事的勝利を政治的勝利に転化させる」よう呼びかけるとともに、アラブ諸国の姿勢を批判し、「シリアは何人に対しても、代わりに戦うことなど求めていない」と強調した。
またアサド大統領は、「抵抗運動と平和は一つの枢軸を成している」との見解を示し、将来において根本的な役割を果たす思想としての抵抗運動の重要性を強調するとともに、抵抗運動は3週間のうちにレバノンにおいて、戦争の始めには分裂していたアラブの姿勢を統一することができたと述べた。
URL: http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/nahar/060816-1nahar_smori.mht
(翻訳者:森晋太郎)