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□NY市、9.11テロの緊急通報1600件分の一部を追加公開へ [ライブドア・ニュース]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2327847/detail
NY市、9.11テロの緊急通報1600件分の一部を追加公開へ
【ライブドア・ニュース 08月16日】− AP通信によると、ニューヨーク市は、2001年9月11日の同時多発テロから丸5年となるのを前に、テロ発生で米国の緊急連絡先である911(日本の110番に相当)に掛けられた通報記録など、今年3月に130件分を公開したのに続き、これまで未公開だった1600件分の内容を16日にも公開するもようだ。
WTC(世界貿易センター)ビルへの航空機激突で2749人が犠牲となったテロで、現場やその周辺から掛けられた911番の通報内容の公開を求め、遺族や米紙ニューヨーク・タイムズは3年前から同市を相手取り訴えを起こしていた。
ニューヨークの消防当局では15日発表した声明のなかで、緊急通報の処理を取り掛かる段階でどの内容をコピーするかといった指示が行き届かず、公開すべき他の911番通報を保存できなかったと述べたうえで、公開が遅れたことに遺憾の意を表明した。
130人分の通話記録に関してはすでに今年の3月に公開されているが、内容は緊急電話のオペレーターや公共機関の職員のものに限られていた。市側は、犠牲者のものは遺族の同意なしで公開されるにはあまりにも悲痛なものだとの理由から削除されている。
今年初めに同市のニコラス・スコペッタ消防局長が、消防当局に対して未公開の通話記録を再度探すよう指示を出していたことから、今回の追加公開に結びついたが、遺族側弁護士のノーマン・シーゲルさんは、通話記録を小出しにせず、今回の追加分が最後となるようすべて公開することを市長が遺族に対して約束する必要があると話している。
新たに公開される1613件の通話記録は、WTC内からかけられた10件の通話記録も含まれているというが、やはり内容は緊急電話のオペレーターの対応のみが公表されるようだ。このなかには同時多発テロで告発されたザカリアス・ムサウィ被告の裁判での証拠となり3月の公開分から除外されていたメリッサ・ドイさんの記録もオペレーターの対応のみ公開される。
ドイさんは、同ビル南塔83階から20分にわたり、911オペレーターに救出を求めていた。「私死ぬのね。神様、助けて。熱い。身が焦げそうに熱い」――。裁判ではこれ以上は公開されなかった。
そのほかの通話は、WTCビルの外部からの911通報、それに消防士や消防局員らによる業務連絡など。今回対象となったテープから、19人の消防士と2人の緊急医療士の氏名が確認された。すべて公共機関職員のため、通話内容がそのまま公開されるという。 【了】
■関連リンク
NY市、9・11テロ時の緊急通報記録の一部公開へ=氏名公表は土壇場で中止
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1816110/detail
ライブドア・ニュース 金子登記者
(参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2006年08月16日13時58分
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NY市、9・11テロ時の緊急通報記録の一部公開へ=氏名公表は土壇場で中止
【ライブドア・ニュース 03月31日】− AP通信によると、2001年9月11日の米同時多発テロで崩壊したWTC(世界貿易センター)ビル内に閉じ込められた犠牲者(2749人)から寄せられた約130件の911番(日本の110番に相当)通報のうち、その一部で発信者の身元が確認されており、遺族の同意が得られた28人分が31日にニューヨーク市から公開される。ただ、28人の名前は公表されるはずだったが、土壇場で中止となった。
遺族とニューヨーク・タイムズは、3年前から同市を相手取って、911番通報の内容を公開するよう訴えを起こしており、米連邦控訴裁判所は昨年、犠牲者の取り乱した様子の会話を遺族の許可なく公開することには問題があるとして、緊急電話のオペレーターや他の連邦職員の会話に限り、公開できるとの判決を下していた。このため、市では31日に28人の通話録音テープを収めた8時間のCD数枚を公表するが、同CDでは、通報者の氏名は編集され、削除されている。
28人の名前の公表問題については、ニューヨーク州の第1審裁判所の判事が29日、同市に対し、いったんは発信者の身元が判明している28人の名前を公表して、他の発信者の身元を確認するため、まだ、身元が判明していない電話についても、録音テープから抜粋した会話を公開するよう命じていた。しかし、同市はこれを受けて30日、判決を不服として控訴したため、28人の名前を公開すべきとする同判決の執行が差し止められた格好になっている。
市では、今週、31日の発表前に遺族側に同CDを渡していたため、1人の会話記録だけが実名入りで、30日付のニューヨーク・タイムズで報じられた。それによると、クリストファー・ハンリー氏(当時35歳)の録音テープで、遺 族とニューヨーク・タイムズが共同で入手したもの。同氏はオペレーターに「私は今、WTCの106階にいます。我々はたぶん105階で爆発があった」と述べ、さらに「煙に巻かれている。極めて悪い状況だ」と話している。
一方、オペレーターは「じっと座って動かないようにしてください。動かないでください。分かりましたか?」と答えている。また、このテープによって、ハンリー氏は、2人のオペレーターに同じ内容を繰り返し述べさせられていたことも分かった。
ニューヨーク・タイムズは、会話を録音したテープが公開されることで、事件の詳細が明らかになる可能性があると指摘しており、遺族側の弁護人であるノーマン・シーゲル氏は、電話オペレーターの発した指示が、避難にどのような影響を与えたかを解明したいと語った。【了】
ライブドア・ニュース 平林純子記者/em
(参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2006年03月31日18時04分