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ギングリッチ前下院議長:「第三次世界大戦の様相」指摘
【デモイン(米アイオワ州)及川正也】08年米大統領選に共和党から出馬が取りざたされているニュート・ギングリッチ前米下院議長は12日、当地で外国人記者団と会見し、イラクでの対テロ戦争やレバノン情勢など世界の紛争について「第三次世界大戦の様相を呈している」と指摘、テロに対抗するため国際社会が結束する重要性を強調した。
また、ギングリッチ氏は会見後、毎日新聞に対し、共和党の劣勢が指摘される11月の米中間選挙について「英国の旅客機爆破テロ計画摘発は世界が危険な状況だという共和党の主張の正しさを証明した」と述べ、事件が同党に追い風になるとの見方を示した。
ギングリッチ氏は記者団に「すべての文明国家はテロ根絶にあたり『中立』でいることはできない」と強調した。テロ集団との交渉を「子供じみた空想」と退け、「今後20年は厳しい状況が続く。問題は文明社会がテロリズムを打ち砕くだけの系統的な戦略と組織を構築できるかどうかだ」と指摘、国際社会がテロ掃討で共闘する必要性を訴えた。
その上で、旅客機爆破テロ計画などを受け、テロ対策が中間選挙の争点として「一段と重要になる」と述べた。イラク駐留米軍の駐留継続を支持し、テロ対策で強硬な民主党のリーバーマン上院議員が同党上院予備選で敗北したことに触れ、「ロンドンでのテロリスト逮捕の3日後に予備選が実施されていたらきっとリーバーマン氏は勝利していた」と語った。
一方、北朝鮮について「北朝鮮の独裁政権は世界で最もひどい政府の一つだ。大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射させてはならない」と述べ、「テポドン2号」を再発射する場合、武力による制止も必要との考えを示唆した。
毎日新聞 2006年8月14日 18時19分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060815k0000m030011000c.html