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□世界屈指の産油国・イラクで深刻な石油不足、市民が悲鳴 [ライブドア・ニュース]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2320092/detail?rd
世界屈指の産油国・イラクで深刻な石油不足、市民が悲鳴
【ライブドア・ニュース 08月14日】− AP通信によると、世界屈指の産油国イラクで、深刻な石油製品不足が起こっている。原因は新政府内での汚職の横行や、宗派間対立による治安の悪化、猛暑による電力需要の上昇などで、バグダッドではガソリンスタンドに1日がかりの長蛇の列ができ、ヤミ相場での価格は1ガロンあたり4ドルと、公定価格間の4倍にまで跳ね上がっている。また、台所用ガスボンベも、ヤミ価格は通常価格の倍の18ドルとなった。これを受けてタクシー料金は4倍に高騰、物価も輸送費が上乗せされて上昇、圧迫されているのは消費者だ。
タラバニ大統領は13日「これは政府の誤りではない」とし、不足はテロ勢力による精油施設攻撃の影響だとした。石油省によると、北部ベイジの精油施設は1日当たりガソリン200万−225万ガロンを精製する能力を持っていたが、電力不足とテロ攻撃により、現在は26万ガロン以下となっている。バグダッド近郊ラティフィヤの石油貯蔵施設は脅迫を受け、操業停止を余儀なくされている。原油生産も、フセイン体制時代は日量250万−300万バレルの生産高があったが、米国によると現在は190万バレルほどでしかない。
一方、フセイン政権打倒後、250人の石油省職員が死亡、その裏で去年1年だけで450人が横流しなどの汚職でクビになるなど、当局の人材の不足や質的低下も著しい。業種によっては廃業に追い込まれるケースも出ており、石油不足がもたらす市民生活への影響は甚大なものになっている。 【了】
ライブドア・ニュース 中西庸記者/NK
(参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2006年08月14日15時33分