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□ヒズボラの再武装阻止に軍事力使用も イスラエルが権利行使を主張 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2318222/detail
ヒズボラの再武装阻止に軍事力使用も イスラエルが権利行使を主張
【アルジャジーラ特約13日】イスラエル政府は十三日の閣議で、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとの戦闘の全面停止を求めた国連安全保障理事会の停戦決議受諾を決めたが、同政府のツィピ・レブニ外相は閣議後の会見で、「ヒズボラは今回の停戦を機に、解体されるべきだ」と述べるとともに、「ヒズボラが再武装に乗り出せば、イスラレルはこれを阻止するため、軍事力を使う」との考えを明らかにした。
また、レバノン南部に侵攻しているイスラエル軍部隊の撤退時期について、レブニ外相は「レバノン軍と国連平和維持軍が同南部に展開してからになる」との見通しを示した。
別の閣僚は、「停戦発効後、1個といえども石がイスラエル領内に投げ込まれれば、石を倍以上にして投げ返してやる」とレバノン側に強く警告した。
今回採択された国連安保理決議によると、イスラエル軍とヒズボラとの停戦はグリニッジ標準時14日午前5時(日本時間同日午後2時)に発効する。
これに伴い、レバノン南部侵攻中のイスラレル軍部隊は段階的に撤退を開始し、その後、レバノン軍部隊(兵士1万5000人規模)と国連平和維持軍(同)が同南部に駐留するとされている。
国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、今回の停戦合意に対し、ヒズボラの”後見役”とも言われるシリア政府は13日、レバノン政府の合意受諾を尊重するとの姿勢を示した。
一方、停戦を間近に控えた13日、イスラエル軍はレバノンの首都ベイルートの南部郊外を激しく空爆した。これにより、住宅11棟が破壊され、少なくとも2人が死亡した。
▽停戦直前まで激戦続く
また、イスラエル軍部隊はレバノン南部でヒズボラ側と激しい交戦を展開したほか、同南部の都市ティールに空爆を加え、ガソリンスタンド5カ所を破壊した。
これに対しヒズボラ側はイスラエル北部地区にロケット弾150発以上を撃ち込んだ。7月12日の「開戦」以降、ヒズボラ側がイスラエル領内に撃ち込んだロケット弾数は総計で3500発を超えた。
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを拠点とする独立系衛星テレビ局、アルアラビーヤは13日、同日の戦闘でイスラエル兵士7人が死亡したと報じた。イスラエル軍当局は同報道を確認していない。
イスラエル軍は12日の戦闘でも、兵士24人を失った。イスラエル政府高官たちは軍のラジオ放送などを通じ、今回の戦闘がイスラエル勝利で終わると国民に訴えているが、増加する兵士の犠牲者数に対し、同国内では政府の戦略・戦術に批判が高まっている。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年08月14日03時09分