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http://0000000000.net/p-navi/info/news/200608140628.htm から転載
2006.08.14
イスラエル人 壁抗議行動で重体に ラバーコート弾に撃たれる
イスラエルの作っている隔離壁(分離壁)のために村の40%以上の土地を取り上げられ、違法な入植地を作られることに反対している西岸のビリーン村で、支援に来ていたイスラエル男性がイスラエル軍のラバーコートメタル弾に至近距離から撃たれ、重体になるということが11日(金)に起こった。
ビリーン村では毎週金曜日に、村人に加え、壁建設に反対するイスラエル人、インターナショナルズ(外国人)たちが非暴力の抗議行動を行ってきた。今週はレバノンやパレスチナで人々が殺されていることに抗議して、棺の模型を持ち、デモを行ったが、それに対し、イスラエル軍は普段にも増してひどい暴力で応じてきた。
デモ隊は村から隔離壁建設現場に向かおうとしていたが、そこで音響爆弾やラバーコートメタル弾が使用され、14人が負傷した。なかでもイスラエル人のライマルは右耳の上の首を3発のラバーコート弾で至近距離から撃たれ、重体となっている。ライマルはテルアビブの病院にイスラエル軍によって運ばれ、頭蓋骨に入った弾を取り去る手術を受けた。現在は医療的に昏睡状態に置かれ、容態は安定しているが、脳にどれほど重大なダメージが残るのかは不明だ。
デンマークからやってきたリナも重傷になっている。
リナはイスラエル兵士に銃床で頭を殴られ、頭蓋骨が骨折し、脳挫傷を負わせられた。現在、西岸のヘブロンの病院に入院していて、意識はあるが、歩くことはできない。足も殴られて、軽傷を負っている。
今回、イスラエル軍はデモ隊と50メートルも離れていないところから発砲し、多くの参加者を負傷させた。
パレスチナの救急車が到着する前からイスラエル軍の暴力は始まり、当初、イスラエル軍は頭を撃たれて、出血をしているイスラエル人ライマルの手当も許さなかった。その後、ライマルは兵士に連れ去られ、軍の救急車でテルアビブに運ばれた。
その後、イスラエル軍は退却する参加者を追い回し、殴るなどの暴行を加えて、さらに負傷者を増やした。イスラエルの法廷がビリーン村のデモを違法でないと認めているにも関わらず、「デモは違法なものだ」というのが軍の言い訳だった。
他に負傷させられたのは、
村人2人─ラバーコート弾で背中と足を撃たれた
インターナショナルズ2人(英国、スウェーデン)─殴られる
イスラエル人2人─ラバーコート弾で撃たれる
インターナショナルズ3人(フランス、米国)─ラバーコート弾で撃たれる
インターナショナルズ(英国)─音響爆弾を投げつけられる
ジャーナリスト(日本)─ラバーコート弾で撃たれる。「ヨシキ」という名前
村人(リーダーのひとり、アブドゥル・アブラフメ)─殴られる
イスラエル当局にたいしては、兵士の暴力について公的な申し立てが行われる予定。
Israeli Army Causes Two Serious Head Injuries to Protestors in Bil'in (何枚かの写真あり。頭から血を流しているライマルさんの様子も)