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レバノン停戦を決議 安保理 イスラエル撤退要求 国連軍1万5000人に増強(2006年08月12日14時28分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/20060812/20060812_022.shtml
【ワシントン11日田端良成】国連安全保障理事会は11日、レバノンで戦闘を続けるイスラエル軍とイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラに対して「戦闘の全面停止」を求めるとともに、停戦監視に当たる国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の大幅増強などを柱とした決議案を全会一致で採択した。安保理は戦闘開始から1カ月で事態収拾につながる決議案採択にこぎつけたが、イスラエル軍の撤退時期はなお不透明で、停戦が実現するかどうかは予断を許さない。
決議は、戦闘の全面停止のほか最大の懸案だったイスラエル軍の撤退問題について「両国国境にレバノン国軍とUNIFILが展開するのと同時並行的」に軍を撤退させるようイスラエル側に求めた。
また、現在約2000人のUNIFILの規模を最大1万5000人に増強して、停戦監視やイスラエル軍の撤退時期の調整などに当たらせる。
ロイター通信などによると、レバノン、イスラエル両政府はそれぞれ決議を受諾する見通し。しかし、イスラエルが停戦監視役として求めていた重武装の国際部隊派遣が決議で漏れたことから、イスラエル軍の撤退時期については「撤退時期になお流動的な要素が多い」と伝えている。
これまでの戦闘で死者はレバノン側で1000人、イスラエル側でも120人を超えている。
=2006/08/12付 西日本新聞夕刊=