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北朝鮮ミサイル30〜40キロ四方内に6発が正確に着弾 官房副長官が講演で
http://www.kamiura.com/new.html
(読売 8月10日 朝刊)
[概要]鈴木政二官房副長官は9日、名古屋市で講演し、北朝鮮が7月5日に発射した弾道ミサイルのうち、テポドン2を除くノドンとスカッドの6発が、日本海の30〜40キロ四方の海域内に着弾していたことを明らかにした。鈴木氏は、この6発について、「大体30〜40キロ四方のところに正確に落ちていた」と述べた。
[コメント]果たして30〜40キロ四方が正確と言えるかどうか。海上でミサイルなどの試射を行うならば、本来なら目標海面に廃船を配置して、そこから数発の着弾距離を測って精度として出す。もし国際的に高い命中精度を表明したいなら、着弾の瞬間を航空機や艦船で撮影し、その画像で公式に発表して認められることになる。地上目標でも同じで、ミサイルの目標となる場所に、柱や石灰で明らかに印を着け、そこから着弾した距離を計測することになる。その着弾位置(距離)も撮影しなければならない。
もし核弾頭を搭載した弾道ミサイルなら、核爆発の威力から半径1キロ以内の命中精度があることを公表しなければならない。1キロ以上の荒い命中精度では、軍事目的の核搭載弾道ミサイルの運搬手段として失格なのである。その場合は、核弾頭を持っていても、運搬手段は航空機などに限定され、運搬途中で撃墜される危険があるとなり、核戦力は不安定なものとして評価される。
そこで今回の着弾したのが30〜40キロという範囲である。核弾頭を搭載する弾道ミサイルなら明らかに失格である。しかし生物・化学兵器を搭載し、国会など限定した固定目標ではなく、都市や工場地帯を多数のミサイルで集中的に攻撃できる程度の性能ということになる。もし北朝鮮に最大でノドンが200基配備されているなら、1基の弾頭重量を最大の500キロとすれば、500キロ爆弾を200発投下するのと同じである。昔のB−29爆撃機であれば、日本を空襲するときは燃料の関係から5〜6トン程度(最大は9,1トン)の爆弾を搭載していた。だから200基なら20機のB−29爆撃機に襲われることになる。しかしB−29のような精度はないから、東京の中心を狙って発射しても、1/3は東京湾などの海に落下し、1/3は千葉、埼玉、神奈川県などの落下し、残った1/3が東京全域に落下する程度である。
もしこれが米軍のトマホーク巡航ミサイルなら、1発だけでも、金正日が住む住宅の寝室に窓から飛び込んで、住宅全体を吹き飛ばす威力がある。だから金正日は今も逃げ回っているのである。しかし東京や大阪の住民で、北朝鮮の弾道ミサイル・ノドンが恐くて、逃げたという人を聞いたことがない。
(小生のコメント)
ならば、今、北朝鮮が200基の全ミサイルを東京に向けて打ったならば、6機のB−29が千葉・埼玉・神奈川あたりをランダムに爆撃、6機が東京全域をランダムに爆撃ということになろうか?
東京大空襲を経験した方ならばイメージできるのでしょうが・・・。
クダランこめんとですみませんm(_ _)m。
ただ、もし、仮にこれをやったとしたら、やはり、北朝鮮、特にピョンヤンは文字通り焦土になりそうな気がする。