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(回答先: イスラエル治安閣議、レバノンでの地上作戦の拡大決定にOK/作戦の規模とタイミングはオルメルトとペレツが決定(ハーレツ紙) 投稿者 gataro 日時 2006 年 8 月 10 日 10:55:32)
2006年08月10日00時51分
http://www.asahi.com/international/update/0810/002.html
イスラエルは9日、治安閣議でレバノン南部の地上戦線拡大を承認した。AP通信によると、イスラエル北部への砲撃を続けるイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの拠点制圧のため、リタニ川(レバノン・イスラエル国境から約20〜30キロ)まで地上軍を北上させる方針。現在は国境から約6キロの地点まで制圧している。外交交渉による事態打開の見通しが立たない中で軍部の主張が通った形だが、さらに多くの犠牲を伴うことは確実だ。
イシャイ副首相兼産業貿易相によると、兵力の展開には約30日かかる見通し。イスラエル放送によると、約3万人規模の部隊が侵攻に備えている。
イスラエル紙ハアレツによると、イスラエル軍は8日夜からレバノン領内のヒズボラ拠点など約120カ所を空爆、レバノン南部ではヒズボラ部隊との地上戦でイスラエル兵2人が死亡。ロイター通信によると、9日昼の交戦でも10人以上の死者が出た模様だ。ヒズボラはロケット弾をイスラエル領内に撃ち込んで抗戦。8日に続き、9日も160発以上が北部などの都市に着弾した。
地元報道によると、オルメルト首相は北上作戦の必要性を認める一方、戦線拡大がイスラエル軍に数百人規模の犠牲を強いると懸念。6時間を超える協議の末、「国際世論の反発を招く」などと慎重姿勢を見せていた3閣僚が棄権したが、9閣僚が賛成し、承認された。
ペレツ国防相は協議に先立ち「(北上作戦の展開は)外交的な目標に到達するための不可欠な要素だ」と発言。イスラエル軍が自力でレバノン南部からヒズボラ勢力を掃討する構えを示した。ハルーツ参謀総長も「アラブ世界にイスラエル軍の抑止力を示すための戦いだ」と述べるなど、強硬論が高まっている。