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□レバノンへの人道支援物資輸送、極めて困難=国連難民高等弁務官 [AFP=時事]
http://news.www.infoseek.co.jp/afp/society/story/20060809afpAFP008107/
レバノンへの人道支援物資輸送、極めて困難=国連難民高等弁務官 (AFP=時事)
【ロンドン8日】アントニオ・グテレス国連難民高等弁務官は8日、爆弾で破壊されたレバノンには安全な場所は残っておらず、同国の多くの区域に人道支援物資を運ぶのは極めて困難になっていると語った。同高等弁務官はさらに、自動車輸送ルートは爆撃され、しかもイスラエルがシーア派武装組織ヒズボラに対する軍事攻撃から救援トラックの車列を十分に守っていないと指摘した。≪写真はイスラエルの空爆で橋が破壊されたため川の中に入って支援物資を運ぶボランティア≫
グテレス氏は同日の英BBC放送で語った。この中で同氏は「救援は十分とは言えない。なぜなら人道支援物資を必要としている膨大な数の人たちに、それを配布することができないからだ」と述べたあと、「首都ベイルートに至る既存の輸送道路は幾つかの橋を含め爆撃されているので、食料、水、医薬品といった支援物資を首都まで運ぶのが困難になっている」と説明した。
また同氏は「もはやレバノンには安全な場所はない。どこにいても爆撃される。支援物資を北部や他の地域に運ぶのは極めて困難だ」と述べた。
一方、イスラエルのレゲブ報道官は、イスラエルとしてはレバノンに入るトラックがどれも紛争犠牲者への支援物資を運んでいるとは思えないと主張している。
[2006年8月9日0時41分]