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□イスラエル予備役兵は訓練・装備ともに不足 ハーレツ紙が報道 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2295534/detail
イスラエル予備役兵は訓練・装備ともに不足 ハーレツ紙が報道
【アルジャジーラ特約7日】イスラエル紙のハーレツ(英語版)が7日、報じたところによると、イスラエルがヒズボラ討伐作戦で苦戦を強いられている原因の一つは、予備役兵の準備不足と装備の貧弱さにある。
同紙は、ある兵士の言葉として、「2日間、我々はほとんどうまくいっていない。予備役兵の適応のレベルも問題なのだ」と報じた。また「A」とのみ記された予備役兵士は「自分を守るのが精一杯だ」と語った。
兵士Aは、レバノンでの戦役は、6年前、第2次インティファーダが開始されて以降のパレスチナ地域での戦闘とは全く違うとして、「パレスチナ地域でのような事は何もない。陽のあるうちは、生き物はどこにも見えない。夜もほとんど何も見えないのさ。わが方の部隊の位置についての情報をヒズボラに通報する人たちがいるようで、相手は迫撃砲で撃って来る。砲弾はすぐ近くに落下して、おびえてしまう」と話した。
兵士Aはまた、「兵士の多くは銃身を短くしたM16ライフルや通信機器ばかりか、止血帯も持っていない」とこぼした。
イスラエルはレバノンでの主攻勢作戦のために、予備役兵数千人をすでに召集した。
「ハナン」という名の予備役兵は、レバノンから戻った兵隊はこれから前線に向かう兵隊に武器を渡していると語った。
「ギリ」という予備役兵は、ほとんどの装備が備蓄庫から消えているとして、次のように語った。「6年間も訓練を受けて来たゲリラ戦士と戦わされることになっている。そして、我が方は武器だけが相手より有利なのだ。予備役で軍務に就いたきたこれまでの年月、われわれは最良の装備を持っていたが、今や、そうした装備が姿を消してしまったという現実に出会っている」。
「私のヘルメットは1981年製だよ。私より3つも年上さ」と、22歳の兵士「ガル」が言った。
整備・保全担当の将校、エリ・アルトマンは、新しい装備は常備軍の方に回されているとして、「備蓄庫にある装備は使えると思っていたのだ」と認めた。
ハーレツ紙は、予備役兵士が臨戦レベルに達していないことはここ数年、予備役部隊が予算削減されていたことの直接の結果だとしている。
予備役司令官を務めていたアリエル・ハイマン准将は「(予算削減に対応する)最も簡単なやり方は訓練時間を減らすことだ」と述べ、「はっきりしているのは、予備役部隊が十分に訓練されていなかったことだ。訓練の不足がどれほど重大なことかは、戦闘になって初めてわかる」と付け加えた。
しかし、予備役大隊の副司令官を務めるジブ・ローゼルマン少将は、1982年から2000年までのレバノン占領時を含め、予備役将兵の戦闘経験がこれまでより劣った装備を補ってくれるとして、「現役の兵士の方が強いことに疑いないが、われわれは古参の牡牛みたいなものだ。動きは鈍いが、着実で危険を冒したりしない」と語った。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年08月08日14時12分