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□米仏の停戦決議案、レバノンから強い反対=国連は早期採択目指す [ライブドア・ニュース]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2290779/detail
米仏の停戦決議案、レバノンから強い反対=国連は早期採択目指す
【ライブドア・ニュース 7日 東京】 − AP通信によると、イスラエルとレバノンのシーア派民兵組織ヒズボラとの紛争に対して、米仏が先週末5日に合意した停戦を盛り込んだ国連安全保障理事会決議案をめぐり、レバノンや周辺のアラブ諸国からイスラエルの撤退に関する内容への不満から強い反対意見が出ている。米仏では各安保理理事国に提示した内容を最終決議案として週明け7日にも採択を目指していたが、主戦場となっているレバノンやアラブ諸国を代表する非常任理事国のカタールから、「敵対行為の停止」後にイスラエルがレバノンから完全撤退を求めるなどの多くの修正を提案しており、早期採択が微妙な情勢となっている。
このため国連外交筋によると、7日に招集予定の国連会合では米仏がアラブ諸国の配慮した修正案を再提示し、8日に採決を図る公算があるという。米テキサス州クロフォードでブッシュ大統領と協議したライス国務長官は6日の記者会見で、「決議案は解決の端緒となるものであって唯一のものではない」と述べ、安保理が決議を採択するよう求めた。
英・ロからも即時停戦の重要性が強調された一方、イスラエルも裁量余地の残る内容となっている決議案に対して、同国のラモン法相が6日、同国軍ラジオのインタビューのなかで、イスラエルに良い内容と評価した。ただ、同相は、ヒズボラ側が決議案を受け入れ、戦闘を停止するとは考えにくく、またイスラエル側にも軍事作戦の目標があると述べ、ヒズボラへの攻撃を継続する見通しを示した。
5日に米仏によって提示された決議案は、ヒズボラのすべての攻撃とイスラエルの攻撃的軍事作戦の即時停止に基づく戦闘行為の全面停止を求めることが柱。ただ、レバノン政府の強い反対が出たように、イスラエルの撤退についての具体的言及はなく、防衛的な軍事展開を容認する余地を残している。そのほか国連が設置した国境線「ブルーライン」とリタニ川を非武装地帯とし、レバノン軍や国際部隊が活動し監視にあたるとしている。
ヒズボラとの交渉にあたるレバノンのベリ国会議長は6日、記者会見で、決議案の内容ではイスラエルにレバノン内の駐留を許すほか、イスラエル内で拘束されている人質の解放や係争地となっている「シェバ農場」の問題を解決するものではないとし、受け入れがたい内容と非難した。また、レバノンのマフムード特使は、米仏案の撤退項目に関して、戦闘が停止した時点でイスラエルは即時に侵攻した地域を国連監視団に返還、72時間以内に国際部隊の支援の下でレバノン軍がレバノン南部に展開するよう修正を要求した。ヒズボラはイスラエルが引き続きシェバ農場を占領していることを戦闘の根拠としている。
そのほか米仏の決議案では、イスラエル兵士の解放についての言明はないが、人質問題などが双方の戦闘の発端となっていることを表明する必要性を強調。また、国際部隊の展開については、第1段階の決議案が通過後、部隊の権限などの細部を詰めて再度決議する段階的アプローチを選択、こうしたプロセスからイスラエルに自衛の権利を認めるため、即時停戦の有効性に疑問が出ている。 【了】
ライブドア・ニュース 金子登記者
(参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2006年08月07日11時26分
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