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@レバノン、安保理決議案に不満表明 「即時撤退明示を」(朝日新聞)
2006年08月07日01時57分
国連安全保障理事会は6日、レバノン情勢をめぐり、イスラエル軍とイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの双方に「敵対行為の全面中止」を求める決議案について、非公式の協議を行った。米国とフランスが決議案の内容で合意したことを受け、週明けの採択を目指す。しかし当事国のレバノンは「イスラエルの即時撤退」が盛り込まれなかったことに不満を表明。6日、安保理メンバーに対して、決議案の修正を求めた。
決議案は「ヒズボラによる全攻撃」と「イスラエルによる攻撃的な軍事作戦」を「即時中止」するよう要求。事実上、イスラエルによる防衛的な行動は認める内容となっている。レバノンへの国際部隊派遣については、レバノン、イスラエル両国政府が長期的解決で原則合意した場合、安保理が改めて決議を採択し、展開させるとしている。
米国はライス国務長官らが出席する安保理外相級会合を開き、採択したい考えだ。ライス長官は6日のテレビ番組などで「早ければ明日(7日)にも採決されるだろう」との見通しを繰り返し示した。ハドリー大統領補佐官(国家安全保障担当)も「7日午後か8日朝に採決されることを期待する」と述べた。
カギを握るのはレバノンだ。
非公開で開かれた5日の安保理緊急会合に出席したレバノンのマフムード特使は「レバノン領からのイスラエル軍の即時撤退を求めることが明示されていない」などと指摘した。出席者によると、マフムード特使はこのほか、(1)シェバ農場をイスラエルから国連の管理下に移すことが盛り込まれていない(2)イスラエルの攻撃的な軍事作戦のみを中止の対象としており、自衛権の行使としての軍事行動を続けることになりかねない、などと主張したという。
また同特使は6日の非公式協議に出席し、敵対行為の中止後、直ちにイスラエルが撤退し、国連がイスラエル・レバノンの境界線として定めたブルーラインと、リタニ川の間の一帯をレバノン軍に引き渡すことなどを求める修正案を示した。
http://www.asahi.com/international/update/0807/002.html