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□イラク派兵で米軍は衰退 [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20060803/1154609577
2006年8月3日(木)
イラク派兵で米軍は衰退 2006/08/03
米紙・USAトゥデーは8月1日付で、州兵(米陸軍に所属)の3分の2以上にあたる34旅団は装備不足のために戦闘準備ができていない、と伝えるAP配信記事を掲載した。州兵を指揮するスチーブン・ブルーム中将によると、その全装備を調達するには2100億ドルが必要になるという。
General: Guard units not combat ready
他方、AFP通信もペリー元国防長官を議長とする米国家安全保障顧問団が民主党議員の中心メンバーにあてた書簡で、長期のイラク派兵による米軍戦闘部隊の負担について危機的レベルに達しているという警告を発したと伝えた。
US army 'degraded' by Iraq deployments: defense experts
その書簡によると、米国内の陸軍戦闘旅団は、派遣準備のできている部隊はすべて派遣され、派遣されてない(待機している)部隊は残ってない、と、書かれていた。
上述のAP通信によると、予算の範囲内では、部隊がイラクまたはアフガニスタンに派遣されて帰還したさい、当然なされるべき兵士の訓練と装備の修理および再配置を軍は完遂できないという。
米軍のある高官は、戦地で準軍している現役の陸軍部隊は100%の準備ができているが、米国本土の部隊はそうではないと認めた。
部隊の準備態勢のレベルについては、C1(最良)からC4(最悪)までのランクが設けられているが、米国内に配置されている部隊では、多くがC1レベルに達していない。幾つの部隊がどのレベルにあるかについては高官たちは口を閉ざしたが、全般的な状況については明らかにしたという。
中心的な問題は、戦地から帰還するさいの陸軍部隊が、戦車、トラックその他の装備をそのまま残すか、損傷を受けたものを本国に持ち帰るという問題である。兵士もいったん帰還すると、多くは陸軍を除隊するか他のポストに移動し、その再配置のためには新たな兵士を訓練しなければならなくなる。
作成者 山本史郎 :2006年8月3日(木) 21:52 [ コメント : 0]