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(回答先: イスラエル特殊部隊,東部バールベックを急襲=ヒズボラもロケット攻撃で対抗 [AFP=時事] 投稿者 white 日時 2006 年 8 月 03 日 10:01:53)
□古代遺跡のバールベック市内は空爆で破壊 上空にイスラエルの無人観測機 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2276677/detail
古代遺跡のバールベック市内は空爆で破壊 上空にイスラエルの無人観測器
【アルジャジーラ特約3日】アルジャジーラのクリスチャン・ヘンダーソン記者はこのほど、レバノンの古代遺跡で有名なバールベックを訪れ、イスラエル軍の空爆後の状況をルポした。以下は、同ルポの要点である。全文はアルジャジーラ・ネット英語版で。
バールベックの8月は普段ならアラブのみならず世界文化を祝福する国際的な祭りの時期なのだが・・・。この都市はキリスト教徒の住民も多いが、1980年代からイランの革命防衛隊が駐屯して、ヒズボラを訓練してから、同グループの拠点となっている。
●ベカー峡谷を抜けてベイルートの東部に至る道路はほとんど通行が途絶え、道沿いの給油所はすべて爆撃されていた。
●古代ローマ遺跡がある市の中心部に進んでいくと、携帯無線を持つヒズボラのメンバーが現れ、助力を申し出た。
ヒズボラは今次戦役が始まってから、市の治安を管理しているようにみえた。
●ヒズボラのガイドは「市内の観光は問題ないが、「センター」には連れていけない」と言う。「センター」とは市を見下ろす丘の上にあるヒズボラの根拠地を意味した。
●イスラエルの空爆で約250戸の民家や建物が破壊されていた。多くの住宅、学校、宗教建造物が無人となっていた。ヒズボラに近い救援組織がさまざまな施設を運営していたが、軍事用に使われているようには見えなかった。
使われているの多くは民家であり、それは瓦礫の中にテディベアなど子どものおもちゃや台所用具などが埋まっているのでわかった。
●イスラエルの無人機の爆音が上空で聞こえた。案内役はアラビア語で「MK」とよんでいた。無人機は主として爆撃目標のGPS(位置)を観測する目的だが、大型のものは小型ミサイルを搭載している。
●ガイドの無線機に、イスラエルのF6戦闘機が接近中との情報が入り、バールベックを離れるよう指示された。
●帰路、2週間前に空爆で破壊されたという「リバン・レ」ミルク工場を見た。まだ煙を上げており、こぼれて腐ったミルクにハエが群がっていた。
●農業地帯のベカー地域は今回の戦役で「陰の前線」と呼ばれ、イスラエルの空爆で民間人100人以上が殺された。
少なくとも5つの製造工場が破壊され、約1500の仕事がなくなった。レバノン・シリア国境は閉鎖され、ベイルートーダマスカス間の道路は交通が途絶えていた。
●バールベックから南にあるチャツラの町では、中東第2のガラス工場が廃虚と化していた。5発ないし6発のミサイルが機械を破壊した。所有者はインド人で、インド人2人が空爆で死んだという。
●ベイルートに向かう山間の道路には、トラックが何台も破壊されていた。ヒズボラへの武器輸送車とみられたと思われる。
タンクローリー車の運行は危険で、白い旗や多国籍企業の旗を掲げても効果は薄いようだ。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年08月03日17時12分