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□イスラエルが空爆再開 ヒズボラはロケット弾300発以上による最大の攻撃 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2276378/detail
イスラエルが空爆再開 ヒズボラは六ケット弾300発以上による最大の攻撃
【アルジャジーラ特約3日】イスラエルは2日から3日にかけて、レバノンの首都ベイルートの破壊された郊外地区への空爆を再開、さらにシリアとの北部国境、東部のベカー峡谷も空爆した。一方、前日、ヒズボラはイスラエル領に対して数百発のロケット弾を撃ち込む今次戦役で最大の攻撃を加えた。
●目撃者によると、3日、ベイルートでは少なくとも4回の爆発が街を揺るがした。これはミサイルが郊外のダヒーハに撃ち込まれたためで、同地区は3週間前の戦闘開始から繰り返し爆撃されていた。
この空爆はレバノンの首都南郊に対する攻撃としては1週間ぶり。
●レバノンのラジオによると、イスラエル軍のジェット機は2日から3日にかけて、シリアとの北部国境で道路や橋を爆撃した。
これは過去24時間で2回目の攻撃で、同地区から北のトリポリ港を結ぶ橋が破壊された。
●ベイルートから南東約75キロのベカー峡谷では、目撃者によると、イスラエルのジェット機が夜間、道路に対して2発のミサイルを放った。
〇ヒズボラは2日、イスラエルの町アフラに対して300発以上のロケット弾を撃ち込んだ。同町はこれまでで最もイスラエルの国境から離れた標的である。
この間、複数の国連当局者によると、米、英、仏3国は向こう1週間以内に、停戦と国連レバノン暫定軍をより強力な軍が編成されるまで強化することを求める国連安保理決議を実現させたいと望んでいる。
しかし、戦闘を早期に終息させようとする外交的な動きは、米国と新国際軍の中心となるフランスとの間で、停戦の時機をめぐって意見が分かれているため、行き詰まっている。
エルサレムでは、オルメルト・イスラエル首相が、イスラエルは国際軍がレバノン南部に到着するまで、戦闘を続行すると言明した。しかし、休戦が実現せず、なんらかの持続的な停戦協定が成立しない限り、軍部隊を派遣する意向を表明しようとする国はない。
同首相は、イスラエルはすでにヒズボラの軍事力の大半を破壊したと述べ、国際的な戦闘部隊がヒズボラの軍備解除を求める国連決議を遅行するよう要請した。
イスラエル軍はレバノン南部に兵力約1万人を投入して、ヒズボラ戦闘要員と戦っている。
■死傷の状況は次の通り。
レバノンでは、これまでの民間人の死者は少なくとも643人。イスラエル側は56人。
●2日、北部国境のナヒリヤ町に近い協同農場、キブツ・サールで、防空壕に逃げ込もうとした米国生まれのイスラエル人1人が殺害された。
これで、イスラエルでのロケット弾による民間人の死者は戦闘の開始以来、19人。
●イスラエル軍が3日、確認したところでは、国境に近いアイタ・アル=シャーブ村での戦闘で、イスラエル兵士1人が戦死、4人が負傷した。
これで、過去23日間の戦闘でのイスラエル将兵の死者は37人となった。
〇米国に本部がある人権団体の「ヒューマンライト・ウォッチ」によると、イスラエル軍の空爆を受けたレバノンのカナ村では、28人の遺体が収容されたが、13人が依然、行方不明。レバノン側の公式発表は死者54人。
(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年08月03日16時09分