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国連安保理、イラン制裁に道開く決議を採択=イランは権利主張
国連安保理のスピーチを聴くイランのザリフ国連大使【AP】
【ライブドア・ニュース 08月01日】− AP通信によると、国連安全保障理事会は7月31日、イランに対して8月31日までにウラン濃縮活動の停止を義務付け、これに従わない場合は国連憲章7章第41条に基づき、外交や経済制裁などの措置を発動すると警告する決議案を賛成14、反対1で採択した。
先月12日の外相会議でイランに対する制裁を視野に入れた安保理決議の採択を目指すことで合意したが、以降、中国やロシアの意向を受け入れる形で交渉を重ね、結局、決議は段階的な過程を経て制裁に至る内容となった。また、アラブ諸国を代表するカタールは、地域を不安定化させるとして反対に回った。
これに対して、イランのザリフ国連大使は同日、決議案の採択に関して、「このようなアプローチは生産的な結果に至らない。実際、状況を悪化させるだけだ」と述べ、安保理常任理自国と独の6カ国が提案した同国のウラン濃縮停止の見返りに原発建設などを一部認める包括案に関する交渉を一層困難なものにさせるとの見解を示し、反発した。イランでは先週、包括案に対して8月22日までに回答するとの見通しを繰り返していたが、決議が採択された場合、この提案を検討対象から除外するとの立場を示していた。
採択された決議では、イランの核開発に関してウランの濃縮や再処理活動の停止を要求しているが、同大使は、核開発の技術を追求するあらゆる権利を持つと主張し、核兵器を開発するものではないと強調した。決議はまた、イランのウラン濃縮活動の停止状況に関して、IAEA(国際原子力機関)が8月31日までに安保理に報告することが盛り込まれている。 【了】
ライブドア・ニュース 金子登記者
(参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2006年08月01日14時04分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2267785/detail