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□シーア派勢力がイラク南部の連邦化を推進へ [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2271889/detail
シーア派勢力がイラク南部の連邦化を推進へ
副大統領とSCIRI議長が発言
【アルジャジーラ特約1日】イラクのアデル・アブド・アル=マハディ副大統領は1日、イラク国会の最大勢力であるイラク・シーア派連合、「イラク・イスラム革命最高評議会」(SCIRI)が2カ月以内に、シーア派連邦問題を議会に上程すると約束した。同副大統領はSCIRIの最高評議会幹部。
この発言は、2003年、ナジャフで爆殺されたSCIRIのかつての指導者、バキール・アル=ハキム師の3周忌集会で行われた。
副大統領は「われわれは諸地域の創設問題を継続してゆきたい。この計画を向こう2カ月のうちに議会に提出するつもりだ」と述べた。
さらに、マハディ副大統領は、公共サービスと経済に関して政府の失敗を認め、「イラク人が望んでいる公共サービスを実現することこそテロとの戦いに資する。サービスを提供し、良好な経済を達成することでテロと戦わねばならない」と述べた。
バキール師の兄弟であるアブド・アル=アジズ・アル=ハキムSCIRI議長は7月29日、別の3周忌記念集会に出席し、演説の中で「われわれが留意し、毎日の運動の中で優先しなければならない多くの重要課題」について取り上げ、バグダッドの南100キロのバビロンから南端に位置するバスラまでの9州からなる「シーア派連邦」創設の呼び掛けを繰り返した。
同議長は「連邦主義は憲法によって保障されておいる。われわれはこの問題について真剣に取り組まねばならず、連邦制度に切り替えるために必要なメカニズムを作らねばならない。住民の皆さん、この問題は州の治安、安全、再建にとって非常に重要ですぞ」と述べた。
同議長はさらに、今年初め、連邦宣言をしたイラク北部のクルド人を例に挙げ、「クルディスタンは幾多の戦乱によって荒廃し、皆さん方と同じように無視を経験したが、今や、連邦主義のお陰で、イラクの他の地域よりもずっと進歩と繁栄を享受している」と語った。
ハキム議長の言わんとしたのは、イラク政府が諸州に対して、それぞれの統治法を決定する憲法上の権利を付与することを促すことである。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年08月02日14時39分