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(回答先: 安保理、イスラエルの攻撃に「遺憾の意」示す議長声明を採択 [ライブドア・ニュース] 投稿者 white 日時 2006 年 7 月 31 日 13:05:21)
□レバノンに渦巻く絶望と怒り イスラエルのカナ誤爆惨劇 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2263387/detail
レバノンに渦巻く絶望と怒り イスラエルのカナ誤爆惨劇
【アルジャジーラ特約31日】レバノン南部カナで起きたイスラエル軍の誤爆事件で、レバノンの首都ベイルートでは市民多数が国連関係の施設に押しかけるなど、同市内には今、惨劇を起こしたイスラエルへの怒りと、惨劇を防げなかった国際社会への絶望とが複雑に渦巻いている。
子どもを含むカナ市民約60人が誤爆で犠牲となったことに対し、ベイルート市民たちは30日、「国連の無力さが露呈された」などとして、市内の同施設に詰めかけ、警備の警官隊を押しのけて国連事務所のカラスなどを割って、絶望感と怒りを表した。
抗議した市民の1人、トニ・マクリニさんは「イスラエルのしたことはテロ以外の何物でもない。国連はそれを止められなかった。レバノンがどうなってもいいと思っているのだ」と怒りをぶつけた。
市民たちの怒りが高まる中、ベリ国民議会議長がテレビを通じて、市民たちに平静を保つよう呼び掛けた。
イスラム教シーア派政党ヒズボラの関係者たちも現場に駆けつけ、今回の抗議が暴動に拡大しないよう警戒を強めていた。
レバノン国民にとりカナは、これまでのイスラエルとの戦いで象徴的な町となっていた。カナは1996年にもイスラエル軍の砲撃を受けて、市民ら100人以上が死亡したからだ。
この日、ベイルートで抗議した市民の多くは、今回のイスラエル軍空爆を「誤爆」だったとは信じていない。
市民の1人、カリム・ハルムシェさんは「イスラエル軍は建物の中にロケット弾発射装置があったとしているが、だとしたら、そこにいた避難民たちが気づき、逃げ出していたはずだ」と述べ、イスラエルの言い分に不信感をあらわにした。
今月12日から続くイスラエル軍と民兵組織ヒズボラとの戦闘では、レバノン人600人以上が犠牲となっているほか、インフラ施設の多くが破壊され、国民の約25%が住む所を失い避難民化している。
レバノンが受けている大打撃にもかかわらず、市民の1人、ハニ・マンスールさんは「イスラエルがどれだけ長くわれわれを攻撃しても構わない。われわれは戦い方を分かっているし、自由を守り抜くことがいかに重要かも知っているからだ」と語気を強めた。
さらにマンスールさんは「ブッシュ米大統領は米国が提供するクラスター爆弾などがレバノン国民を殺りくしていることを知るべきだ。それでも、われわれは戦い続ける」と話していた。
イスラエル軍の攻撃が激しさを加えるのに伴い、レバノン国民の間にはヒズボラを支持する声がさらに高まっている。最近発表された世論調査の結果によると、同国民の87%が「イスラエルのレバノン侵略に立ち向かう抵抗勢力の戦いを支持する」と回答した。
ヒズボラに関する著作を持つ作家、アマル・サード・ゴレイブ氏は「彼らは米国製の爆弾を使って、意図的に市民を標的にした爆撃を行った。その結果、レバノン国民がより過激になるのは確実だ」との見方を示している。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年07月31日12時44分