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イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/07/25 宗派主義の暴力にパース党が声明
http://www.asyura2.com/0601/war83/msg/141.html
投稿者 white 日時 2006 年 7 月 30 日 23:33:02: QYBiAyr6jr5Ac
 

□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/07/25 宗派主義の暴力にバース党が声明

 http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/107537663.html

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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
  編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
  webサイト
  http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/07/30 (日)

        ※ きょう紹介する主な内容 ※

☆イラク・レジスタンス・レポート 7月25日付

◆レジスタンスが爆発物を積んだトラックで米軍基地に突入
◆アブグレイブの女性収容者が獄房で死亡、米軍は沈黙
◆バース党が声明: 宗派至上主義の狂信は占領の第5列

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□イラク・レジスタンス・レポート 2006年7月14日 金曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Tuesday, 25 July 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0706/iraqiresistancereport_250706.htm

●アンバル州 Al-Anbar Province

◆バグダーディ: 爆発物を積んだトラックで米軍基地に突入
Resistance fighter drives tanker truck loaded with explosives
into US military headquarters in al-Baghdadi

 イラク・レジスタンスの自動車爆弾がバグダーディの中心部にある米軍司
令部近くで爆発した。バグダッド北西約225キロの場所だ−−イスラム・
メモが25日午前11時35分(メッカ時間)で報じた。

 イスラム・メモの通信員はバグダーディに住む目撃者の話として、イラク
・レジスタンスの自爆戦士が爆発物を積んだトラックを運転して米軍司令部
に突入、施設を完全に破壊し、施設内にいた米兵30人以上を死傷させた。
その大爆発で米軍車両6台以上が破壊された。

 米軍は即座にバグダーディに高度警戒態勢を敷き、一帯を包囲した。


◆アブグレイブの女性収容者が獄房で死亡
 毎月4、5人の死亡者に米軍当局は沈黙
Woman prisoner in Abu Ghurayb found dead in her cell
US authorities silent as four or five prisoners die every month

 イスラム・メモは25日昼12時30分の速報で、悪名高いアブグレイブ
収容所の房内で女性収容者が謎の死をとげたと伝えた。

 イスラム・メモの通信員は、労働省および収容所渉外事務所のアブグレイ
ブ出張所で働くスタッフの話として、獄中9ヶ月になるナジヤ・アハマド・
アフタン・アル・ジュハディ(収容者)が25日、彼女の獄房で死んでいた
とレポートした。死んだ理由は明らかでない。

 その情報提供者は、収容所内で働くアジア人の職員が明け方にナジヤ・ア
ル・ジュハリの死体を見つけたと語った。米軍当局は彼らの基準通りに秘密
主義を保ち、その死を確認しなかったが否定もしなかった。イスラム・メモ
通信員のレポートによると、アブグレイブでは毎月4、5人の収容者が死ん
でいるという。彼らの遺体はすじかに遺族に引き渡されるが、これまで死亡
発表がなされたことはない。通常の死亡は米軍兵士による被拘束者への「悪
い処遇」(虐待、拷問など)によるものだという。

 ナジヤ・アル・ジュハリはバグダッド南西のリドワニヤ地区で米軍兵士を
刺した容疑で投獄された。

◇ヒート: レジスタンスに狙撃され米兵2人死亡
◇ハリディヤ: レジスタンスが米・イラク軍を4度襲撃
◇ラマディ: レジスタンスの爆弾が米軍ハンビーを破壊


●バグダッド Baghdad

◆バース党が声明: 宗派至上主義の狂信は占領軍の第5列
Baath Party Statement:
Sectarian Fanatics are Fifth-Column of the Occupation

 バース党は24日、『宗派主義の狂信は占領軍の第5列』と題する声明に
おいて、スンニおよびシーア両派の宗派主義的な狂信を非難し、米国とイス
ラエル、イランによって仕掛けられた宗派主義という「地雷原にイラクを引
きずりこもう」と企むタクフィリ分子(自分たちに賛同しない者は誰であれ
不信心であり攻撃目標とみなす)である断じた。

 バース党は常にアラブとはイスラムを精神的基盤とする者の集合体である
というドクトリンを掲げてきた−−と声明は指摘した。イスラムは1つの伝
統文化であり、単なる宗教ではないゆえに、どの宗教を信仰しているかにか
かわらず、上述のことは全アラブ人にとって真理である。

 バース党の世俗主義は西欧流儀の世俗主義とは違って、西欧の世俗主義の
ように宗教をモスクと教会の中に封じ込めようとするのではなく、スンニ派
とシーア派、キリスト教の宗派、サバエアン、その他すべての宗教活動を奨
励し資金を出してきた。

 このようにバース党の世俗主義は、宗教もしくはイスラムの精神、あるい
はいかなる宗教の宗派、グループにも敵対するものではない。反対に、バー
ス党は宗教組織が政治に関与することを禁止し、あれこれのグループが他を
支配・抑圧して国内で不和と抗争に導くことを禁止した。

 声明は次のように述べた−−今日、イラクにおける宗派主義の暴力が高ま
るのに対して、優先されるべき2つの任務がある。「その第1はアラブ主義
の精神としてイスラムをしっかりつかむことであり、2番目はイスラム主義
のグループが植民地主義とシオニズムおよびアラブとイランの反動勢力に奉
仕するため宗派間抗争を引き起こすのを阻止することである」。

 「今日、われわれの目の前で進行していることを観察するなら、イラク占
領者が関与してないとか宗派の狂信者のせいでないというのが幻想であると、
なんのタメライもなく完全に理解できるし、彼らは狂信的な偏見に満ちた中
傷をまき散らし、スンニ派の名前でシーア派を攻撃しシーア派の名前でスン
ニ派を攻撃することによって、今や占領軍の手先になりきっているのであ
る」。

 声明はこう指摘した−−「イスラム教徒、キリスト教徒、サバエアン、ス
ンニ派とシーアは、アラブ人、クルド人、トルクメン人など全イラク国民を
受け入れる愛国的レジスタンスと愛国勢力の存在とは無縁に、破壊的な宗派
抗争が現れて宗派至上主義の政策の結果としてイラク分割に行きつくのであ
ろう」。

 「わが党は宣言する。宗派的な狂信という武器をバース党のように占領軍
と戦っている愛国勢力に対して使う者は、それが誰であれ、たとえ占領に反
対して戦う役割を課せられてきた者であったとしても、占領軍の道具であり
手先である以外の何者でもない」。声明は、そのような勢力は意識的に占領
を助けているのではないかもしれないが、しかし彼らは「たとえ占領軍との
疑わしい結びつきを持ってないにしても、無意識のうちに植民地主義者、シ
オニスト、占領軍の代理人が画策する計画の虜(とりこ)となっているのだ
から、客観的にその役割を演じていることになる」と指摘した。

 「スンニとシーア両派の狂信的な宗派主義グループによってイラクにもた
らされた不運と大災難は、イラクを分裂の危機に陥れた。アラブ民族主義と
一般的な愛国意識が現在刷新を遂げつつあり、宗派主義潮流の克服を開始し
た理由はこれである。 大勢のものが宗派至上主義を唱える者たちを疑い深
く見つめ、占領軍に奉仕するものとして公然と彼らを批判するようになった。
それゆえに、われわれはイラク国民の苦(にが)い経験から教訓を学ばなけ
ればならず、特にこれらのグループの行動が宗派抗争を広げたり、彼らがみ
ずからの無知や想像力に欠けた心理状態あるいは実際に占領軍に奉仕したい
という欲望にしたがおうとするときには、われわれは黙って見過ごしてはな
らないという教訓を学ばなければならない」。

 「アラブ主義は身体であり、その精神はイスラムであるという原則を掲げ
るという意志決定とイラク国民の統合−−それは自然の道理であり、米国、
「イスラエル」、イランが仕掛け狂信的な宗派至上主義者どもがわれらを引
きずり込もうとしている地雷原から脱出する唯一の道である」。

 原理主義グループが過去にイギリスとイランの連盟からどのようにして生
じたかは衆知のことだと声明は指摘した。そして今日、かつてと同じように、
これらのグループの犠牲にされたのは、まず愛国者とバース党員だったと指
摘した。

 彼らは宗教を擁護すると主張するものの、さまざまな宗派主義グループが
72時間のうちに180以上のモスクを破壊し、さらには多数の宗教指導者
を殺害した。彼らはイスラムを擁護すると主張するものの、イラクにおいて
占領者のプロジェクトを実現するために占領軍と手を組み、占領軍に対して
ではなくイラク人に対する兵力を育成しているのは他ならぬ彼らである。

 しかし声明は次のように結論した−−「レジスタンス戦士=ムジャヒディ
ンと彼らの背後にいるイラク国民の銃口は、敵である占領軍と、みずから占
領軍に奉仕する立場で武器をとる者たちに対してのみ向けられており、実際
にこの者たちがレジスタンスの最優先の攻撃目標である」。

◇レジスタンスの爆弾が傀儡警察4人を殺害


●サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◇イサハキ: レジスタンスの爆弾が傀儡軍を襲う
◇ヤスリブ: イスラム軍が米軍攻撃を声明
◇ムシャハダ: レジスタンスの爆弾で米兵死亡

●バビル州 Babil Province
◇ユスフィヤ: レジスタンスの爆弾が米軍装甲車を破壊
◇ユスフィヤ: レジスタンスが傀儡軍司令部に砲撃

●タミン州 At-Ta’mim Province
◇キルクーク: レジスタンスの爆弾が米軍輸送車列を襲う

●ニネベ州 Ninwa Province
◇モスル: レジスタンスの攻撃で米兵1人死亡、2人負傷


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オリジナル(英字):
  http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
  英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース(URUK NEWS)のコンテンツです
  http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/ 
  メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp  
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