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http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2006/08/post_5210.html から転載。
2006-08-25
英紙インディペンデント(電子版、8月25日付け)に、イラク派遣を前に自殺をはかった19歳の英国兵士の「最後の言葉」が紹介されていた。
病院のベッドで、母親にこう言いのこしたのだという。
「ぼくはそこへ行って子どもたちを撃てない。イラクには行けない。敵だからどうだとは思えない。できないんだよ、ぼくには」
英国中部、マンチェスター郊外、ウィーガン出身のジェイソン・チェルシーさんが、自宅で遺書を書いたあと、鎮痛剤60錠をのみ、手首を切って自殺を図ったのは、8月10日のことだった。
ジェイソンさんの所属する連隊は、イラク行きに備えて訓練中で、その休暇を利用して帰省中のことだった。
病院に運ばれたジェイソンさんはふつうなら命をとりとめる状態だったが、1年半前からの過度な飲酒のせいで肝臓はぼろぼろ。鎮静剤のダメージから回復することなく亡くなった。
ジェイソンさんが自殺を図ったのはこれが2度目。2004年に兵舎で手首を切ったことがあり、それ以来、軍の精神科医の治療を受けていた。
イラク戦争がらみで自殺した英兵は、ジェイソンさんを除いてほかに5人もいる。
昨年1年間だけで、イラクに派遣された英国兵士の10%にあたる727人が精神に変調をきたした。
⇒
http://news.independent.co.uk/uk/this_britain/article1221649.ece