★阿修羅♪ > 戦争83 > 117.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□「ハイファ以南にもロケット弾の雨を」 ヒズボラ指導者が言明 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2258623/detail
「ハイファ以南にもロケット弾の雨を」 ヒズボラ指導者が言明
【アルジャジーラ特約29日】イスラエル軍と戦闘を続けるレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの指導者、ハッサン・ナスララ党首が29日、テレビに出演して声明を発表、「イスラエル(北部の)ハイファ以南にもロケット弾の雨を降らせる」と言明、同軍に徹底抗戦するとの意思を明らかにした。
同時にナスララ党首は「ライス(米国務長官)の中東訪問は、イスラエルを利する条件を押し付けるのが目的」とも指摘、米政府の仲介には従わないとの姿勢を強調した。
ヒズボラはこの日、レバノン南部の国境からイスラエル領内へ50キロの地点にあるアフラにロケット弾攻撃を行った。ヒズボラはこれまで、レバノン国境により近いハイファにロケット弾攻撃を集中させていたが、ハイファを越えた攻撃はこれが初めて。
ナスララ党首は同攻撃を確認した上で、ヒズボラの衛星テレビ局、アルマナルで声明を出した。その中で同党首は「アフラとその軍事施設への爆撃を開始した」と述べた。
さらにナスララ党首は、クアラルンプールでの東南アジア地域フォーラム(ARF)閣僚会議を終えたライス米国長官が中東を再訪問したことに言及、「ライスの再訪問はイスラエルを利するための条件を押し付けるためのものだ」と非難した。
一方、イスラエル軍は29日、レバノン南部への砲撃を一段と強化し、その結果、子どもを含むレバノン人少なくとも12人が死亡した。
国連の人道問題関係者によると、今回の戦闘における犠牲者のうち3分の1が子どもであり、その数は戦闘に直接加わっている者たちの犠牲者数よりも多いという。
また、国連はレバノン側の負傷者の搬出や食料・医療品搬送を実施するため、72時間の暫定停戦を提案しているのに対し、イスラエル政府のスポークスマンは「暫定停戦の必要はない。イスラエル政府はレバノンとの間で人道回廊を設けているからだ」と述べ、同提案を拒否した。
さらに、イスラエル外務省当局者は「テロ集団であるヒズボラとの停戦に応じる考えはない。ヒズボラは一般市民を集めては戦闘地域で『人間の盾』に使っている」とも非難した。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年07月30日05時35分