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ワシントン・クロニクル紙の電子版(8月26日付)は、エレン・ワタダ中尉の父親であるボブ・ワタダ氏が息子の(イラク派遣のための移動任務拒否の)正当性を訴えるため、今週26回もベイ・エリアでの講演に姿を見せた、と報じた。
現在ワタダ中尉の行動について、メディアに様々な毀誉褒貶の声が寄せられている。中尉は軍公聴会につづいて軍法会議にかけられ、7年の刑を科せられる可能性がある。退役軍人などが彼の行為を非難するのに対し、全国各地で中尉を支持する集会も開かれている。
中尉が日系米人であることから、今回の問題によって、第2次世界大戦中の日系米人のアメリカ合衆国への忠誠心が問われた、あの古傷が思い起こされた。
中尉の父、ボブ・ワタダ氏は第2次世界大戦とイラク戦争には違いがあるとして、イラク戦争については、大統領が国民と議会に嘘をついたと述べている。
ニュールンベルグ戦争犯罪裁判で、違法な軍務は拒否しなければならないとされたが、その判例に従って、中尉は行動したという。
ワタダ中尉の罪状としては、部隊の移動命令に従わなかったこと、大統領への侮辱など、将校としてふさわしくない行動を取ったこと、などがあげられている。
父のボブ・ワタダ氏によれば、中尉はイラク開戦前にアメリカへの愛国心から陸軍を志願した。ところが中尉は後に、9・11以前からブッシュ大統領がすでにイラク侵攻を決断していたことや、テロ組織・アルカイダとイラクとの関係やイラクの大量破壊兵器の保有を開戦理由に説明していたが、これらが国民と議会に対する公然たる嘘だったことを知り、イラク戦争が違法なものだと認識した。
現在、ワタダ中尉は基地で事務的内勤についている、という。このまま行けばおそらく、11月か12月には軍法会議となるだろう。イラク戦争の法的根拠については多くの批判がなされているが、法廷でどう判断されるかは未知数である。
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http://sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2006/08/26/BAGV7KPFTP1.DTL
BAY AREA
War refuser's dad explains son's reasons(San Francisco Chronicle)
Charles Burress, Chronicle Staff Writer
Saturday, August 26, 2006