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http://0000000000.net/p-navi/info/news/200608252308.htm から転載。
2006.08.25
ケン・ローチ監督 イスラエル・ボイコットを宣言
2006年のカンヌ映画祭でパルム・ドールを獲得した(『麦の穂をゆらす風』)英国の社会派監督、ケン・ローチ氏が、個人的なステートメントとして、パレスチナの映画人・アーティストらの呼びかけに応じて、イスラエルがスポンサーになっている文化的機関、イベントなどへのボイコット・キャンペーンに参加することを発表した。
「英国市民として、私達は自分たちの責任を認めなければなりません。私達は英国と米国政府をイスラエルをサポートし、武装強化しているということによって非難すべきです。」(ケン・ローチ)
以下、ケン・ローチ氏のステートメント
Statement by Ken Loach
「私はイスラエルがスポンサーをする文化的機関をボイコットしようというパレスチナ映画人、アーティストらによる呼びかけを支持し、他のみなにもこのキャンペーンに参加することを促します。
パレスチナ人たちは40年に及ぶ自分たちの土地の占領、家々の破壊、そして民間人の連行(誘拐)や殺害ののちにこの呼びかけを出さざるを得なくなったのです。
パレスチナ人は今の抑圧が終わるという期待をすぐさま抱けません。
英国市民として、私達は自分たちの責任を認めなければなりません。私達は英国と米国政府をイスラエルをサポートし、武装強化しているということによって非難すべきです。そして、また、英国政府と米国政府が不法な戦争と占領を続けているというテロ行為に反対すべきです。
しかしながら、パレスチナの同志たちの呼びかけを無視することもできません。そういうわけで、私はハイファ映画祭への招待やそのような他の機会を拒否しようと思っています。
敬具
ケン・ローチ 」
( Filmmaker Ken Loach Joins the Cultural Boycott of Israel Press Release, PACBI, 24 August 2006より)
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私自身は ケン・ローチ 監督の作品を『大地と自由』くらいしか見ていないので、何も言えないのだけれど、この声明そのものは素直に喜びたい。ヨーロッパで名前の通っている人が、イスラエル・ボイコットに個人として賛同することは大変なことだと思う。
パルム・ドールを受賞した新作『麦の穂をゆらす風』(The Wind That Shakes the Barley)はアイルランド紛争を舞台にしたもの。すでに観た友人がぞっこんになっていたので、私も早く観たい。主演は『プルートで朝食を』のキリアン・マーフィー。