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□9/11テロ公式調査報告書の劇画版が登場 [暗いニュースリンク]
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2006/08/911_1125.html
08/25/2006
9/11テロ公式調査報告書の劇画版が登場
2004年7月に米政府が公開した9/11テロ公式調査報告書の内容を劇画にして再構成した異色の書籍『The 9/11 Report: A Graphic Adaptation』が発売された。内容の一部はSlateで公開されているが、アメリカ人に馴染み深いアメコミ風の作画で、読み易くわかりやすいものに仕上がっている。(日本でライブドア事件や耐震強度偽装事件等の調査報告が公開されるようなことはあるのだろうか?)
世界を変えたあの大事件が、アメリカン・コミック風の読み物として書店で販売されるというのはなんとも奇妙な感じだ。なにしろあれからまだ5年しか経過していないし、肝心の公式調査そのものにも漏れがあったため追加調査の必要性が叫ばれている最中である。(調査漏れの実例として、1999年からアルカイダを追跡していた国防総省の極秘作戦(コードネーム:エイブル・デンジャーAble Danger)が公式調査から漏れていた件、ユナイテッド航空93便に対するNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)の対応に関する事実誤認(偽証?)の件などがある)
つい先日には、米政府調査委員会の委員長を務めたトーマス・キーンが調査報告の内幕を綴った新著『Without Precedent: The Inside Story of the 9/11 Commission』も発売されたばかりだが、それによるとさらに以下のような調査歪曲の裏事情が浮上している。
* 事件当時のニューヨーク市長ルドルフ・ジュリアーニへ突っ込んだ質問をするつもりが、マスメディア各社の市長擁護論に影響を受けて、委員会側は態度を軟化させ責任追及しなかった。(事件当時英雄視されたジュリアーニ市長だが、現在ではテロ被害拡大の責任を問う声が大きい。また、同氏の側近で当時の警察署長バーナード・ケーリックは汚職まみれだった事実が判明し、後に有罪判決を受けている。2008年大統領選挙出馬を目論むジュリアーニにとって、9/11テロでのリーダーシップは最大の売りになるはずだったが、最悪の問題になる可能性が高い)
* アルカイダのテロ活動の動機として、アメリカのイスラエル擁護姿勢が焦点として挙げられたが、「9/11テロの要因にイスラエルとの外交関係が指摘されるのは好ましくない」という一部委員の反対で軽く触れられる程度に変更された。(「イスラエルのためのイラク戦争」という批判が起きないよう配慮していたのだろうか?)