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@防衛庁、日本海でミサイル試験 漁船が緊急避難(アサヒコム)
2006年07月26日13時59分
25日午後3時55分ごろ、兵庫県香美町の北約130キロの海上で、漁具の回収清掃作業をしていた同町の香住町漁協所属の漁船「誠竜丸」(伊藤誠船長、19トン)から、同県漁連の無線局に「近くを飛行機が低空飛行し、水柱が上がった。危険なので緊急避難する」と連絡があった。防衛庁によると、自衛隊のミサイルの熱感知の性能を調べるための試験で、「水柱」は艦艇が出した模擬の熱源の煙とみられる。現場一帯は「射撃訓練海域」として知らされていたが、同漁協から連絡を受けた兵庫県は「詳細な情報を事前に伝えるべきだった」として26日、防衛庁や水産庁に強く抗議した。
兵庫県水産課によると、同漁船は24日から、現場海域で韓国漁船が放置した漁具の回収作業を行っていた。漁船から約5キロ先を飛んでいた飛行機が低空飛行し、水柱が5本上がったように見えたという。伊藤船長を含め6人が乗船していたが、けがはなかった。
防衛庁によると、現場では当時、航空自衛隊の戦闘機の空対艦ミサイルの性能試験を実施していた。ミサイルの性能を確認するのが目的で、目標に見立てた海上自衛隊の艦艇が模擬の熱源(フレア)となる煙を出した。実際にミサイルを発射する訓練ではなかった。
漁船側が「水柱が立った」としている点については、防衛庁は「戦闘機が近づいてきたタイミングで艦が発したフレアの煙を水柱と勘違いしたのではないか」と説明している。
同県には、防衛庁から水産庁を通じて6月末に、漁船が作業していた海域を「射撃訓練海域」に指定し、7月1日から7月末まで射撃訓練を行うとの通知があった。だが、ミサイル性能試験についての通知はなかったという。また同県は、海上自衛隊の航行警報で、7月24日(予備日25日)に若狭湾北の区域で「ロケット射撃」を行うとの情報を把握していたが、今回のミサイル性能試験とは違う水域だったとしている。
これまでも射撃訓練は実施されていたが、今回のように漁船が危険を感じるような事態は初めてだという。
http://www.asahi.com/national/update/0726/OSK200607260038.html