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□ビント・ジバイル町に進出 イスラエル軍のレバノン地上作戦 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2240994/detail
ビント・ジバイル町に進出 イスラエル軍のレバノン地上作戦
【アルジャジーラ特約24日】イスラエル軍は24日、イスラエル北部へのロケット弾発射攻撃を続けるヒズボラ戦闘要員を捜索しながら、レバノン内部深くビント・ジバイル町まで進出した。
ビント・ジバイルは、イスラエル軍が3日間の激戦の後、23日、奪取した丘の上の村マルーン・アル=ラスから北へ約2キロの大きな町。イスラエル側はこの町の掃討を計画しており、軍スポークスマンのミリ・レゲヴ准将によると、同町はカチューシャ・ロケットの越境砲撃のための「テロリスト『ヒズボラ』の中核拠点になっていたという。
アルジャジーラ・テレビの報道によると、国境近くの戦闘でイスラエル兵2人が戦死、少なくとも17人が負傷した。
また、国境から4キロ入ったイスラエル領内でイスラエル軍のアパッチ攻撃ヘリ1機が墜落、乗員2人が死んだ。ヒズボラ側は撃墜したと主張しているが、イスラエル軍スポークスマンは技術的欠陥のためと事故とみられりと語った。
イスラエル領内から観測すると、レバノン南部では、ほとんどひっきりなしに銃声や爆発音が聞こえ、付近一帯で灰色の煙が立ち上っている。
イスラエル軍は24日、これまで国境近くの作戦に集中していたが、過去2週間、限定的だった地上攻勢を拡大すると言明した。
アロン・フリードマン准将はイスラエル軍ラジオで、「ここ数日で展望は開けつつある・・・進撃中だ」と語った。同准将はさらに、作戦は「われわれが設定した(ヒズボラのロケット弾発射の阻止を含む)基本目標を達成するために」、10日間は続くだろうと付け加えた。
アルジャジーラ・テレビによると、ヒズボラ側はマルーン・アル=ラスでの戦闘が始まって以来、周辺地域で5台の戦車を破壊したと発表した。
イスラエルの空爆は続いており、レバノン南部では、2人の子どもを含め少なくとも7人の民間人が殺され、少なくとも50人が負傷した。首都ベイルートのシーア派居住区も空爆を受けた。
イスラエル軍ラジオの発表によると、イスラエルのハイファ港に向けてロケット弾が撃ち込まれたことに1発ごとの報復として、ベイルート南部のシーア派居住区の建物10カ所を破壊した。
ハイファ、ナハリヤ、国境の町シャロミには少なくとも20発のロケット弾が落下、少なくとも4人が負傷した。
ロケット弾による死者は戦闘開始以来、17人。兵士の戦死者は20人。
一方、アルジャジーラ・テレビのレバノン特派員によると、イスラエル軍ヘリは24日朝、レバノン南部アル=ラシディヤのパレスチナ難民キャンプにミサイル5発を撃ち込んだ。この攻撃で死者1人、負傷者6人。
ヒズボラの最高指導者、ハッサン・ナスララー師は立場を変えず、レバノン内部への侵攻がロケット弾攻撃を止めさせることはできないし、捕虜の交換を含まない交渉による解決は問題外と声明している。
同師はアスーサフィル紙に対し、「われわれはまさに戦争状態にあり、ヒズボラの優先事項はレバノンに対する野蛮なシオニストの侵略を阻止することにある。われわれがいろんな考えや提案を論議することに目下、興味があるなどとは思ってもみない」と語った。
国連はレバノン向けに1億5000万ドルのレバノン援助を要請した。エギランド国連緊急援助調整官は、同援助を「レバノン国民に対する最大級の援助の時」だと述べた。
援助資金は、対象者約80万人への3カ月分の食糧、医療、水、衛生確保に使われる。
国連の声明によると、援助作業は、イスラエルが道路、橋梁を含む公共インフラを破壊し、商業用トラックを爆撃目標としているため阻害されている。同声明は「現在の敵対行為が続くと、被災民へのアクセスと援助要員も資材も自由に移動することが妨げられる」と述べている。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年07月25日18時12分