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今回の国連「決議」は、形の上では日米が名を取り、中露が実を取ったということだろうが、一連の流れを見れば、米中の筋書きに沿った結論とも思えるし、むしろ最初に結論有りきで、「ミサイル発射」で中国の面子も潰された格好になったんだから、これ位のラインは折込済みということかも。
「中国は説得に行ったのだが、不調に終わったので止むを得ず」ヒル次官補の2度までの北京訪問も含めて、これらは全て米中による演出、と見るべきなのだろう。
一方で「朝鮮戦争以来の中朝の友諠」を謳いながら、他方ではキョリを置いてみせる、
日本とは全く異なり、一方に偏らず、又組しない。 東アジアのリーダーが誰なのか?を見事に演じてみせた。
オレが注目してるのはロシアの動きだが、ここでは触れない。
ただ、予想以上にロシアがこの問題で抑制していたのは、既に米中の筋書き=暗黙の
合意があることを感付いていたからかもしれない、と思う。
そしてそれ以上に驚いてるのが、巷間言われていた、ブッシュ政権及び米国務省には対日重視派はすっかり居なくなり、対中重視にハッキリとシフトチェンジした、ということの真実性をまざまざとみせつけられたことだ。
一方での日本の更なる軍事的な隷属化、これは、役人の使う言葉で言えば、「日本」は既に国務省マターではなく国防総省マター、ということなのだろう(国務省と国防総省の関係は、単なる縄張り争いを越えたものがあると思うが、ここでは触れない)。
そう、ペンタゴンの為に日本は在る。 そしてその為には北朝鮮は不可欠なのだ!
「北朝鮮(のミサイル発射)」と「日本(の軍事的プレゼンスの増大)」は、アメリカにとってはセットである。