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【カイロ=加納洋人】イスラエル軍は15日、レバノンに対する空爆地域を同国全域に拡大、イスラム教シーア派組織ヒズボラによるイスラエル兵拉致に端を発した攻撃は激化の一途をたどっている。対レバノン軍事行動としては1996年の「怒りのぶどう作戦」以来の大規模なもので、ヒズボラ指導者のナスララ師は14日、「全面戦争」を宣言し対決姿勢を改めて鮮明にした。イスラエルの一部には軍がヒズボラを支援するシリアへの空爆に踏み切る可能性があるとの観測も出始めている。
ロイター通信などによると、イスラエル軍は15日もレバノン南部への空爆を続け、小型バスで避難中だったレバノン人の家族ら15人が死亡。このほか、北部の同国第2の都市トリポリを空爆、シリア国境の山岳地帯にある衛星テレビなどの中継施設や幹線道路のガソリンスタンドなどインフラ施設を次々と破壊し、ベイルート北方のジュニエの港湾施設を海上から砲撃した。12日以降のレバノン側の死者は約100人にのぼっている。
同軍は14日、ベイルート南郊のナスララ師の自宅と執務室を空爆、これを受けて同師はイスラエルとの「全面戦争」を宣言。海上封鎖のためにベイルート沖に停泊していたイスラエル軍艦船を攻撃し、1人が死亡、3人が行方不明となった。同軍は15日、イラン製の対艦ミサイルが使われたと発表した。イスラエル北部へのロケット弾攻撃も続き、15日までにイスラエル人4人が死亡した。
今回の戦闘激化で明らかになったのは、ヒズボラが戦闘能力を大幅に高めていることで、兵士拉致に対するイスラエルの報復が開始されると、数百発規模のロケット弾をイスラエル北部に撃ち込み、13日にはイスラエル第3の都市ハイファにロケット弾を着弾させた。
14日付のイスラエル有力紙は、イスラエル軍が近くヒズボラを支援するシリアへの空爆を開始するとの軍事専門家の分析を掲載。国際社会の反応やシリア軍との衝突に発展しかねない可能性を考慮すると現実には容易ではないが、イスラエルとしてはシリアに「強い警告」を与える必要にも迫られている。
(産経新聞) - 7月16日2時42分更新
引用ここまで URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060716-00000002-san-int