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□ヨルダン国王:イスラエルに自制促す、レバノン爆撃−小泉首相と会談 [ブルームバーグ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/brazil/story/14bloombergaYXc2.7Z6cCs/
ヨルダン国王:イスラエルに自制促す、レバノン爆撃−小泉首相と会談 (ブルームバーグ)
7月13日(ブルームバーグ):ヨルダン訪問中の小泉純一郎首相は13日夜 (日本時間14日未明)、南部の港湾都市アカバの国王離宮でアブドラ国王と会 談した。アブドラ国王は、イスラエルが、レバノンのイスラム教シーア派民兵組 織ヒズボラによるイスラエル軍兵士拉致の報復として行っているレバノンへの報 復爆撃について、「レバノンの一般国民を巻き込む形で紛争がエスカレートする のは決してイスラエルのためにならない」と述べ、イスラエルに自制を促した。 日本外務省が現地で記者説明した。
また小泉首相は、北朝鮮による5日のミサイル発射について、「日本政府と しては国連安全保障理事会の決議採択を目指す方向で努力している」と述べ、安 保理での北朝鮮制裁決議案採択を目指す方針をあらためて表明した。
「北朝鮮問題、断固たる措置を」−イランけん制
これに対してアブドラ国王は「北朝鮮のミサイル問題、核問題に対して、国 際社会が断固たる措置をとることが、イラン問題に対して国際社会が断固とした 対応をすることにつながっていく」と語り、イランをけん制するためにも、国際 社会が北朝鮮に対して断固たる姿勢を示すべきとの考えを強調した。
また小泉首相はイスラエル、パレスチナ間で激化する紛争について、イスラ エルのオルメルト首相に対しては民間人死傷や発電所破壊などは問題解決に資さ ないとして自制を促し、パレスチナのアッバス議長にはイスラエル兵の早期解放、 治安回復への努力を求めたことを説明した。
「平和と繁栄の回廊」構想の4者協議で合意
また小泉首相とアブドラ国王は、中東和平に向けた中長期的な取り組みとし て、中東和平に向けた中長期的な取り組みとして、イスラエル、パレスチナ、ヨ ルダン、日本の4者でヨルダン渓谷の農産業開発「平和と繁栄の回廊」構想を推 進することで合意した。できるだけ早期に政府高官レベルで協議を開始する。
このほか国連改革をめぐり、アブドラ国王は「ヨルダン政府はかねてより日 本の国連安全保障理事会の常任理事国になることを強力に支持している」と表明 した。これに対して小泉首相は「日本政府は安保理が時代遅れであり、その構成 を変えることによって効果的な組織にしないといけないという考えに基づきドイ ツ、インド、ブラジルとともにG4を作ってこれまで努力してきたが、残念なが らまだ具体的な成果につながっていない」と語り、安保理改革が進まないことに 不満を示した。
記事に関する記者への問い合わせ先: アカバ(ヨルダン) 山村敬一 Keiichi Yamamura kyamamura@bloomberg.net
[2006年7月14日6時48分]