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(回答先: Re: 参考資料−アメリカインディアン 投稿者 こげぱん 日時 2006 年 7 月 08 日 22:13:05)
たけ(Tk)さん、gataroさん、こげばんさん、ご意見をありがとうございます。
たけさんへ、
アイヌについては、恥ずかしながら、gataroさんの貼ってくれた過去の投稿をお読みください。
また、情報をありがとうございます。
確かに国際社会は無視してはいませんよね。国連でも何回も取り上げられています。
いつだったか、国連での少数民族年かな。そのとき、ニュージーランドは、先住民に関しては、素晴らしい政府で、アイヌは日本の政府を 何もしない全然だめな政府として、国連で訴えていましたよね。
私はそのあと、ニュージーランドのたくさんのマオリと知り合いまして、この話をしました。
彼らは、笑って、それは、日本というのは、正直なだけだよ。だめなのを、隠そうとしないだもの。といわれました。
ニュージーランドは、先住民政策で、全くエリートではないよ。と。
つまり、日本と違い、反政府の考え方を持つ先住民を国連会議に行かせなかっただけさ。と言いました。
どちらがまし、というのは、話していても意味がないですが、先住民問題というのは、一筋縄では行かない問題と感じます。
gataro さんへ、
たけさんへの、アイヌ民族に関する私の投稿をご紹介くださり、ありがとうございました。
私自身、先住民問題の専門家ではないので、アイヌ問題を含めると、ほとんどの大きな国に抑圧されている他民族がいて、それに言及しなくては、不公平になるかなあ、と思い、今回は、身近におこっている、アボリジニーとポリネシア人と、大きな占領としてのアメリカンインディアンを、例として、取り上げました。
こげばんさんへ、
お久しぶりです。英語教育問題の時には、お世話になりました。
アメリカンインディアンに関する情報をありがとうございました。
興味深く読みました。
帝国の先住民政策というのは、とても似ているのですね。
アボリジニーも、キリスト教強要、こどもを親から引き離す政策、教育、と共有の土地を私有化させ、白人が取り上げる、なんていうのは、そっくりです。
まあ、どっちも英国政府なんだから、似ていて当然か。
私もこげばんさん同様、ブリスベン市内のアボリジニーの住む地域に車で行った時、公園で昼間からビールを飲み、うつろな目つきのアボリジニー成人男性の一団を見ました。
私は、マオリの知り合いといっしょだったので、彼らの抑圧された歴史をきいていたので、レイジーな奴ら、とは思いませんでしたが、そうでなければ、きちんと働けよ、と思ったかもしれません。ちゃんとした知識はひつようですね。
私は、先住民問題は、決して、「違う民族がいっしょに住むから、とか、昔闘って先祖が負けて占領されたから」という、歴史問題なのではなくて、資本主義(といっていいのか)対、古代共産制を残す、土地や色々なものが共有であり、自然と共存してきた民族との対立なのではないかと考えるのです。
だから、資本主義のまま、先住民をどうかすることは不可能なのではないかと思ったりするのです。私は、マオリを始め、サモア、トンガなど、ポリネシア系の人を多く知っていますが、彼らの価値観は、西洋(や今の東アジアも含め) の資本主義、個人主義、拝金主義とは、まったく相容れないものですね。
資本主義の価値観からすると、だから、先住民族だけでなく、ご指摘のような、アフリカ系やたとえ西洋系でも、貧しい人々は、排除されて行ってしまうのでしょう。
オーストラリアはそれでも、福祉の考え方が強く、移民でもある程度の暮らしができますが。
こう考えて行くと、先住民問題とは この世界は資本主義でいいのか、というところまで考えていかないと多分、解決しないだろうと考えます。
ペルーの先住民の多くが、人種差別反対というだけでなく、土地の個人所有に反対の共産主義の考え方に傾倒するのも、そこだと思います。
マオリの活動家も、マオリ以外の民族は出て行け、ではなく(先に住んでいるからえらい ということはない、と言っていた)、自然と共存し、そこに住んでいた人々の経験からくる価値観や生活の知恵を尊重し、外からきたひとのアイデアをも生かしながら、すべての財産を共有し、肌の色に拘わらず、全員が幸せで、いっしょに住める社会を目指したいと言っていました。
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