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□アルカイダ信奉のテロリスト、10−11月にNY爆破テロを計画していた=米FBI [ライブドア・ニュース]
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アルカイダ信奉のテロリスト、10−11月にNY爆破テロを計画していた=米FBI
【ライブドア・ニュース 07月10日】− AP通信によると、レバノンの治安当局によって、4月にテロ未遂容疑で逮捕されたレバノン人、アセム・ハムード容疑者(31)が、ニューヨークのマンハッタンと隣のニュージャージー州を結ぶ「パス」と呼ばれる郊外電車の地下トンネルを標的に今年10月か11月に自爆テロを計画していたことが分かった。
米FBI(連邦捜査局)によると、テロの対象とされたのは2001年9月11日の同時テロで崩壊したワールド・トレードセンターの真下からハドソン川の地下を潜って、隣のニュージャージー州を結ぶ路線。同路線は利用客が1日数万人に上る交通の大動脈で、決行は今年10月か11月に予定されていた。トンネルの爆破で、マンハッタンの南地区を洪水で襲う計画だった。結局、この計画は同容疑者らを逮捕したため、犯人グループは爆発物を入手しておらず、実行部隊もまだ米国内に潜入していなかった。
レバノンの治安当局は、現在、事件に関係したと見られる8人の容疑者のうち、ハムード容疑者のほか、事件への関与が疑われている2人の身柄を拘束中で、レバノンの有力紙アッサフィルによると、当局が滞在先のリビアで身柄を確保した2人のうち、1人はシリア人と判明したが、残り1人の国籍は不明。他の5人は逃亡中で、サウジアラビア人、イエメン人、ヨルダン人、パレスチナ人、イラン籍のクルド人とされている。FBIは5カ国の協力を得ながら行方を捜索している。
ハムード容疑者は事件の主犯格で、少なくとも1回、米国に入ったことが分かっている。米捜査当局の関係者によると、同容疑者は、6年前にカリフォルニア州を訪れたが、そのときには短期滞在用の正規のビザを取得しており、自爆テロの計画が進むかなり前に家族や友人に会ったものと思われる。しかし、これまでのところ標的となったニューヨークを訪れた証拠はつかんでいない。ただ、当局は同容疑者がアミル・アンダロスリなどといった偽名を使用して、米国に入国していた可能性は否定していない。ハムード容疑者は国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディンを信奉し、同組織のメンバーと自称している。
レバノンのアフマド・ファトファト内相代理は8日、地元のテレビ局とのインタビューの中で、「ニューヨークを標的にしたテロ計画がレバノンのインターネットでやり取りされているという捜査情報がFBIから入ったのは4月。この情報を元にして、治安当局が捜査に乗り出し、ハムード容疑者の逮捕につながった」と語った。
また、ハムード容疑者が所有していたパソコンについて、「周到に準備された地図や自爆計画が含まれていた」と述べた。また、レバノンの治安当局は、AP通信に対し、ハムード容疑者が経済学を教えていたレバノン国際大学で押収したコンピューターやCD(コンパクト・ディスク)など証拠物件について、「非常に重要な情報で、米国でのテロ計画を全面自供させる有力な資料になる」との見方を示した。
ハムード容疑者の母親は、同容疑者が女性の友人をたくさん持ち、イスラム教で禁じられている飲酒もする人物で、イスラム過激派を示すような気配はなかったとしている。カナダのモントリオールにあるコンコーディア大学の広報担当、クリス・モタ氏は9日、ハムード容疑者が同大学に1995年に入学し7年在籍、2002年に商学士の学位を取得し卒業していることを明らかにした。【了】
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ライブドア・ニュース 戸塚雅美記者/em
(参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2006年07月10日20時26分