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□シーア派民兵がスンニ派４１人以上を殺害 [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20060710/1152522217
2006年7月10日(月)
シーア派民兵がスンニ派４１人以上を殺害 2006/07/10
バグダッドのスンニ派の多い住宅地ジハード地区において、７月９日、シーア派民兵が偽の検問所を設置し、一ヶ所に集めた通行人のなかから身分証明カードに記された名前でスンニ派住民を区別していき、４１人以上を集団虐殺した。イラク警察のマイサン・アブダル・ラザク警部補がアルジャジーラに語った。
ＡＦＰの報道によると、民兵たちはスンニ派住民の家屋にも押し入って、中にいた全員を殺したという目撃証言も伝えられている。
安全のために匿名で話したイラク内務省の高官は、シーア派民兵は覆面をつけ黒い制服を着て地域を徘徊し、大通りで住民を捕まえていると語った。
地元モスクのある導師は、殺された者は５０人になるだろうとアルジャジーラに語った。
バグダッドでは現在、大量の米軍とイラク軍、治安部隊、警察が動員されて治安作戦が展開されており、客観的に判断して、それらの治安部隊の容認ないし黙認がなしに、このような組織だった虐殺が大っぴらに遂行されることはありえない。
しかも、この事件は前日に近くのシーア派モスクが自動車爆弾で襲われたことへの報復といわれており、その捜査のために米軍とイラク軍がその地域を封鎖していたなかで起こっているのである。
一部の報道では「シーア派民兵」による犯行とされているが、ズバイエ副首相はシーア派民兵が浸透しているイラク治安部隊の犯行だと非難した。今回の事件を起こした民兵については、具体的にマフディ軍だといわれている。
アルジャジーラによると、この事件に関してムクタダ・サドル師は、事件を宗派抗争をあおるための「西側の陰謀」だとし、議会を緊急招集するよう求めた。
作成者 山本史郎 :2006年7月10日(月) 18:04 [ コメント : 0]
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