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□ラマディ近景 [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20060709/1152431722
2006年7月9日(日)
ラマディ近景 2006/07/09
アンバル州の州都ラマディは、米国およびイラク政府よりの商業メディアによって反政府勢力の拠点と形容され、大規模な米軍とイラク軍による包囲攻撃に長期にさらされている。
ニューヨーク・タイムズの7月4日付報道によると、最近では、米軍は市の中心部をミニ・グリーンゾーンにしようとして、3つの街区で建物を破壊し視界をさえぎる障害物をなくしつつある。
市の真ん中にある行政庁舎は要塞にも似て、瓦礫(がれき)に囲まれたなかに、砂袋が積まれ、バリケードが設けられ、中にいる米兵はいつでも銃撃戦に対応できるよう準備している。だが、ここを占拠する米軍の司令部および兵舎は毎日、迫撃砲やロケット弾による砲撃を受けている。
海兵隊と陸軍は3年間、この都市を支配下に収めようとしてさまざまな試みをしてきたが、うまくいかなかった。そこで今、米軍司令官は従来とは異なる戦術をさぐっているのだ。
市街地での戦闘、あるいは都市の再建を試みる替わりに、彼らは今、市内の相当広範囲にわたる地域で、既に銃・爆撃でさんざんに損害をこうむっている建物(写真/米軍の狙撃陣地から眺める)を、ブルドーザーで取り壊しにかかっている。そうして、バグダッドで米軍司令部とイラク傀儡政府が入っているグリーンゾーンにならって、この地を要塞化された「安全地帯」にするという。
だが市民にとっては、狙撃兵に狙われるために病院や水くみにさえ行くことができず、水と食料、電気、医薬品などにさえこと欠き、散発的であれ何であれ、戦闘が長期化するだけで極度の耐乏生活を強いられる。
ある市民は、「私たちは金貨も衣装も贅沢(ぜいたく)な食事もほしくない。子どもと自分が恐怖から逃れて生活できるだけでよい。今では部族も警察も守ってくれない。弱肉強食の世界だ」と語った。
作成者 tomesan :2006年7月9日(日) 16:55 [ コメント : 0]