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□【ミサイル発射】ニューヨーク・タイムズはどう伝えたか [朝鮮日報]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2169058/detail?rd
【ミサイル発射】ニューヨーク・タイムズはどう伝えたか
米ニューヨークタイムズ(NYT)は5日、北朝鮮のミサイル発射は韓米日など周辺国の対北朝鮮強硬派に弾みをつけることになるだろうと分析した。
NYTはまず韓国の今の対北朝鮮政策が危機を迎えるとみている。同紙は「これまでアメリカと深刻な摩擦を起こしてきた韓国の対北朝鮮援助や投資提供政策は今回のミサイル発射で続けられなくなるだろう」と分析。韓国政府は常々、北朝鮮のミサイル発射による危険性を低く評価してきたが、結局ミサイルが発射されたことにより、難しい立場に立たされているということだ。このため政府の対北朝鮮介入政策に反対してきた人々が来年の大統領選で支持を受けるようになるだろうとも書いている。
ミサイル発射はアメリカの対北朝鮮政策を変化させることも予告している、とNYTは指摘した。今回の発射はかなり以前から6カ国会談失敗を口にしてきたブッシュ政権内強硬派の立場を後押しするとみている。対北強硬派はある外交官の言うとおり「目の前が開けた滑走路」のような対北制裁強化の名分を得たし、一部官僚たちはこうした対北制裁が金正日(キム・ジョンイル)体制の崩壊をもたらすよう望んでいる、と同紙は書いている。アメリカは今回のミサイル発射事件をきっかけに韓国・中国が対北制裁に賛同するよう力を注ぐものとみられる。
ミサイル発射自体はアメリカに対する挑発だが、米政府の立場としては結果的にむしろ望んでいたことが実現したのだ、と同紙は分析する。テポドン2号ミサイル発射の失敗で、北朝鮮のミサイル能力に疑問が沸き起こり、金正日(キム・ジョンイル)にこれまで自分を支援してくれた韓中との関係で不和が生じるということだ。また、今回の発射で中国を怒らせるのは明白だが、中国が対北制裁に賛同するかどうかは依然として不透明だという。中国はこれまで北朝鮮に対しミサイル発射を実行しないよう警告し、6カ国協議復帰を強く訴えてきた。しかし、ミサイルが発射されたことで、中国の体面が傷ついた格好だ。
また、北朝鮮のミサイル発射は今後日本に、アメリカと共にミサイル防御努力を強化せよという圧力を高めるだろう、と同紙は予想する。さらに今年9月に退く小泉純一郎首相の後任争いでは、対北強硬派候補が有利になるだろうとみている。対北強硬派で次期首相候補のトップと目されている安倍晋三官房長官は、今回の発射を「国家安保の観点から深刻な問題」と規定、強硬な対応をしていくと予告している。
ヨ・シドン記者
朝鮮日報
【特集】北朝鮮核問題
http://japanese.chosun.com/site/data/category/nkatom/nkatom-0.html
2006年07月06日17時05分